何も考えずにDQN行動したら、僕は自分を許せない

    山本太郎、福島の親たちとともに文科省前で抗議活動!学校の放射線量年20ミリシーベルトの撤回を!「何も行動しなければ、僕は自分を許せない」

    ども。娘に顔を忘れられてましたが、なんとか思い出してもらったnaka-takeです。
    一年半の子育てが、たった3週間でリセットされそうで、内心挫けかけてましたw

    さてさて、

    これ、すごい記事ですな。
    マイミクさんの記事から読んで、びっくらこきました。

    いやいや、行動する前に
    「ちゃんとリスクがどの程度上がったのか考えたのか?」
    というツッコミはないのでしょうか?

    記事コピペ
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     文部科学省は、福島第一原発事故の後、学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安とし,毎時3.8マイクロシーベルト、つまり年間で20ミリシーベルトとした。この日、福島からやってきた多くの親たちが、子どもたちを守るため、この殺人的な基準値の撤回を求めた。山本も、そんな親たちとともに立ち上がった勇気ある著名人の一人だ。

     これまで山本は、自身のツイッターを通して「脱原発」のメッセージを伝え続け、4月10日には、反原発デモへ参加して、「原発反対!」を訴えた。彼ほど、「脱原発」を声高に訴えてきた芸能人は多くはないだろう。

     年間20ミリシーベルトという数値を撤回させるため、福島から文科省を訪れた親たちとともに、山本は、「3月11日を機に、もう自分を守るのはやめたい」ときっぱり言った。「電力会社はメディアの最大のスポンサーですし、さまざまな事情はあります。でも、自分たちが守るべきものはなんなのか? 今、福島の子どもたちが、これから先、病気になるのはわかりきっている。まるで死刑台に向かって、列を作らされているようです。何も行動しなければ、僕は自分を許せない」と涙で声を詰まらせた。

     母子家庭に育った山本は、女手一つで彼を育てた母親に守られ、たっぷりの愛情を受けて育ったことを自身の本「母ちゃんごめん 普通に生きられなくて」でつづっている。「大人は子どもを守るものだということを、僕は母親に教えてもらった。だからこそ、今こそ僕ら大人が子どもを守らなければならないんです」という山本は、「彼らを選んだのは僕たちなんだから、みんなに責任がある。大本営が発表したことをただ信じるのではなく、自分たちで異を唱えないと何も変わらない」と訴えた。

     学校の校庭は降雨などでも放射性物質は流れにくく、アスファルト上で計測した数値よりも高くなっていく。放射能は少しずつ累積していく。一般の大人の年間許容量は1ミリシーベルト。それを政府は最も放射線の被害を受けやすい子どもたちに対して、基準値を20倍も引き上げたのだ。放射能の被害は5年後、10年後に白血病や、ガンなどの疾患を引き起こすことは知られている。山本が主張するとおり、福島の子どもたちは、今すぐに避難をしなければいけない切迫した状況にある。だが菅政権は、子どもたちの健康被害よりも、まるで計算機でも打ちながら賠償額ばかりを気にしているようだ。

     今、この瞬間にも福島の子どもたちは、原発から漏れ出ている放射能を浴び、被爆し続けている。「今の日本は、まるで殺人国家だ」山本とともに、多くの親たちが、涙ながらに声を張り上げている中、対応した文科省職員からは「年間20ミリシーベルトを撤回する」という言葉が出てくることはなく、最後には、「100ミリシーベルト以下では、ガンなどの発症に影響があるとは科学的に認められていない」とまでのたまった。あまりにもひどい対応に怒りの声が上がる中、文部科学大臣の高木義明が出てくることはついになかった。(編集部・森田真帆)

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    まず、最初に。

    子供は宝です。

    僕にとって、愛娘は何に変えても守ってやりたいものです。
    命より大切、といって過言じゃありません。


    それは無論。あたりまえです。


    その子供に対して、訳の分からない放射能が降りかかるという事態は、親御さんにとって何よりの苦痛です。お気持ちお察し申し上げます。


    では、20mSvがどれくらい危険なものか、ご存知でしょうか?


    例えば、記事には「白血病やガンなどの疾患を引き起こす」と書かれていますが、
    どれくらい上がるのか?

    5倍?10倍?20mSvを受けると何%上昇するんでしょうか?


    チェルノブイリの事故では、小児性甲状腺がんが増えました
    これは明らかです

    不幸なことに事故当時18歳未満であった方々、約6,000名が発病し、
    15名が甲状腺がんにより死亡したとされています

    旧ソビエトで、内陸地で起こったチェルノブイリの事故では、慢性的にヨウ素飢餓が起きており、大量に放出した放射性ヨードが、汚染された牛乳を通じて、汚染を知らされていない幼い子供たちを直撃しました。胸が苦しくなる悲惨な事故です。

    これは事実です


    福島県の今回の原発事故でも、もちろん第一に懸念されたのが、この甲状腺がんです
    牛乳の流通が厳しくチェックされていたのは、記憶に新しいところだと思います
    既に現在、現地のお子さんにどれだけ甲状腺に被害があったのかが、チェックされています↓
    http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/FukushimaTDose1.html
    http://www.asahi.com/health/news/TKY201104020327.html
    迅速な対応を取れたので、あれだけの大事故にもかかわらず、少ない被曝量で済んでいます
    記事にもありますが、甲状腺に異常が起きるとは思えない量だと考えられます

    これは本当に良かったこと。あまりニュースにはなってませんが。


    では、チェルノブイリ事故では、死者がどれだけ出たのでしょうか?

    これは、統計と疫学的手法を使って、評価されます
    http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs303/en/index.html
    2006年WHO総括
    抜粋↓
    「While scientists have conducted studies to determine whether cancers in many other organs may have been caused by radiation, reviews by the WHO Expert Group revealed no evidence of increased cancer risks, apart from thyroid cancer,(中略). The absence of demonstrated increases in cancer risk – apart from thyroid cancer – is not proof that no increase has occurred. Based on the experience of atomic bomb survivors, a small increase in the risk of cancer is expected, even at the low to moderate doses received. Such an increase, however, is expected to be difficult to identify.」
    「Recent investigations suggest a doubling of the incidence of leukaemia among the most highly exposed Chernobyl liquidators. No such increase has been clearly demonstrated among children or adults resident in any of the contaminated areas. 」

    と、あるように、世界で最も権威のあるWHO(世界保健機関)は、明瞭な発ガン・白血病と事故の関係性を明らかにできない、と明記してあります。
    http://www.who.or.jp/index_files/fin_Fact%20sheet%20_%20Ionizing%20radiation_J_final_17May.pdf

    と、同時に、この資料は「事故によって癌が増えなかった」と証明するものではない、とも明記されています。ですので、色々なリスクモデルが立てられているのです。

    WHOでは、統計からは明らかにならないものの、モデルを用いて算出し、当初4000人の被害者数を推定しました。この数字は、事故によって、新たに被害者がどれだけ増えるのか、という予測です。240000人の作業員+116000人の避難民+270000人のSCZ(Strict Control Zone;厳戒管理地域)の住民をあわせた、計62万6000人を対象とすると、4000名、割合にして、0.6%が増えると予想されました。予想の殆んどは癌により死亡すると算出されています。

    これは少なすぎる、として、各国から非難されました。
    WHOは最終的に、計算の見積もりを、危険性がより高く見積もられるLNTモデルという算出方法で、100mSv以下の低線量の被曝者500万人から、5000名を追加で見積もりをしました。割合にして0.1%です。これで合計9000名というのが、WHOの見解です。


    しかし、巷では、
    「いろんなモデルがあるのは知ってるんじゃボケェ!!!」
    とか
    「2万人以上死ぬってアメリカも発表してるだろーが!!!1」
    とか
    「チェルノブイリでは100万人死んだんだぁ!!!」
    とか、いろいろ言われてます


    まず、ここで根本的な誤解がひとつ

    死亡者の見積もりには母集団があって、その母集団のとり方で、最終的な数字は随分変わってしまうのです。

    ですが、1Svあたりのリスクは、各々の主張で殆んど変わりありません。
    京大の今中哲二教授の記事↓Table3
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/kek07-1.pdf
    医療被曝の際に用いられる考え方↓
    http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~ric/html/RI-HP6/jinntai.htm
    (実際の統計データがまとまっているpdf↓QAsh1800さんに感謝!)
    http://www.jnes.go.jp/content/000011196.pdf


    どれも1Svあたり0.05~0.1の死亡率を計算上見込んでいます。
    この危険性の見積もりに関しては、各主張で一定であることが分かると思います。

    例外はチェルノブイリで100万人、というヤコブロフ論文ですが、
    これは結構けちょんけちょんに否定されています。
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20640449
    参考として使っているのはECRRと呼ばれる団体くらい。これに関して書き出すとまた長いので、割愛しますが、http://d.hatena.ne.jp/buvery/20110520
    らへんに詳しく書かれてます。要は、「むちゃくちゃな試算」なので、議論にもなりません


    さて、1Svで0.1、つまり10%が追加で、致死的なガンの発生率が上昇すると見積もられています。
    100mSvでは1%です。
    20mSvでは0.2%です。
    これは提唱者が変わっても(まっとうな人の主張に限りますがw)、変わらないです



    例えば、白血病が増えた、と言われています。
    言われている、という事は紛れも無い事実です。

    ですが、正しく表現すると
    白血病が「増えると予想されている」、です。
    WHOの発表にもあるように、統計データからは増え「た」という結論は出せなかったからです。

    国連が出している見積もりは、かなり安全側にたって計算されています↓
    http://www.unscear.org/docs/reports/2008/11-80076_Report_2008_Annex_D.pdf
    (生涯を考えたときに、危険性を高く見積もる、という考えは広島・長崎の被爆者の統計から科学的に想定されていて、特定の臓器に焦点を絞って考えると、今のところ最大で1Svで47%の発ガンリスク上昇が想定されています
    https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B6kP2w038jEAZTFjZDAxYmQtYTU1NS00N2EwLTk1YTQtMmEyNTM1MTA0ZWU5&hl=en_US ですが、これはまだ不確定な要素を多く含むので、一般的ではありません)

    UNSCEARのD24の表(P197)を見ると95歳まで生きるという生涯を考えた場合、

    50mSvの被曝をした地域で、白血病が32%あがると予想されていて、ガンは3%上がると予想されています。

    ところで、原子力事故による放射線を浴びていない状態で、どれくらいの地域差や年度差があるかはご存知でしょうか?

    発ガン率は5年くらいのスパンを考えると、5%くらいはブレます。
    生涯の発ガン率は高齢化により年々上がり続けていますが、一方でガンによる死亡率は医療の進歩で年々下がり続けています。


    地域差もあります。

    2009年の男女平均で全年齢では、沖縄は10万人あたり191.2人、全国平均は269.9人、秋田は365.7人でした。これだけでは、寿命などの影響が大きいので、年齢調整別のガン発症率、つまり74歳以下の平均を見てみると、それぞれ99.0、137.3、170.4と、ほぼ変わらないばらつきです。 さらに、このようなガン発症率は他の死因による影響も受けるのですが、
    60-64歳の区間では、それぞれ、155.9、317.2、366.3であり、やはり地域によって発ガン率は大きく変わるといえます。これらは、地域特有の生活習慣(食事や喫煙率・飲酒率)や固有の遺伝情報の偏り、地域に発祥しやすい病気などによって生まれる差です。相対的な数字として3%どころの差ではありません。

    50mSvの地域では白血病の発症率が32%上昇したと、計算されていますが、白血病にかかる確率は稀で(全国平均で10万人に2~3人くらい。これも年度によりばらつきがあります)、比較する母集団によって大きくブレます。
    例えば2009年のデータを基に県別で見ると高知県が1位で10万人に3.7人くらいで、群馬県が1.5人くらいです。相対的な差は300%以上の差があります。32%上昇するリスク、ということは、10万人に3人が1人増えれば33%アップしてしまいます。
    対象となる母集団の発生率が小さいと非常にぶれやすいのです。


    重度に汚染されていた地域で、50mSvの被曝があった住民のリスクを、かなり悲観的に見積もった場合でも、全体的な発ガンによるリスクは、地域差や年度の統計誤差の範囲にとどまります。

    ですので、WHOの見解どおり「低線量被曝の健康被害は統計によって証明ができない」のです。

    言い方を変えると「低線量被曝の健康被害は、統計によって証明ができない程度であると知られている」ともいえます(くどいようですが甲状腺ガンは除きます)。

    これは何も原発推進機構だといわれているICRPの発表だけじゃありません(ICRPもかなり防護的な基準を置いているので、医療の現場でも使われている基準なのですが)。

    世界中の科学者が議論に議論を重ねて出した結論です。



    日本人の生涯の発ガンリスクはおよそ50%
    癌による死亡リスクは16~26%です
    http://www.fpcr.or.jp/pdf/statistics/fig09.pdf

    20mSvの危険性は、
    1000mSvで5%とすると、0.1%(ICRPモデル)
    1000mSvで10%とすると、0.2%(他の提唱者、今中教授など)
    1000mSvで50%とすると、1%(生涯の発病リスク)
    20%の確率が、20.1~21%に上昇する計算です。

    もちろん、実際に患者になれば、確率なんて意味を成しません。
    0か100か、です。
    ですが、色んなリスクを考えた場合、本当に「めちゃくちゃ危ない」と考えられますか?
    http://news.livedoor.com/article/detail/5529486/?__from=mixi
    よく言われるタバコのリスクは、こんなレベルじゃありません。


    このタバコの例えや、生活習慣のリスクとの比較を出すと
    「お前!タバコを子供に吸わすんか!!!??アホちゃうか?比べれるわけ無いやろボケぇえ!!1勘違いすんなぁああああ」

    という人が必ずいますが、落ち着いてください。
    この0.2%の致死的な発ガン率の上昇は、「生涯を通じて、どれくらいのリスク上昇か」です



    今、目の前にお子さんがいます。
    将来なんらかの理由で、必ず死にます。
    僕らも同じ。
    人間は致死率100%ですから。




    その死ぬ際に、死因がガン、という確率が0.2%増えると計算されます、ということです。たいていの場合、年をとってから、ガンを患います
    この確率が0.2%増える、ということです

    決して、今目の前のお子さんに、タバコをくわえさせたり、副流煙吸わせて、若くしてガンになっちゃうかどうか、を論じているのではありません。

    お子さんは将来喫煙するかもしれませんし、肥満になるかもしれません
    なって欲しくないですが、リスクはあります
    それらの将来なるかもしれない生活習慣のリスクと比較しています
    もし、お子さんが将来的に生活習慣のリスクを負うことになれば、やはりそれは比較されなければいけません


    実際、チェルノブイリ事故では、お子さんもたくさん被曝しましたが、甲状腺ガン以外は、有意な変化無し、です。その当時の子供や、おなかの中の赤ちゃんが、将来に固形ガン・白血病を患ってしまうかも、と心配される親御さんはたくさんいると思いますが、チェルノブイリ事故から25年経ちましたが、今の若者にガンや白血病が、疫学的に有意に多発しているわけではないのです。いまだに証拠にならないくらい、小さな影響であったと考えられています。
    http://www.unscear.org/docs/reports/2008/11-80076_Report_2008_Annex_D.pdf
    の61Pから






    さて、ここまでの内容を理解した上で、ニュースの記事を見てみましょうか♪






    例えば記事では、
    「今、福島の子どもたちが、これから先、病気になるのはわかりきっている。まるで死刑台に向かって、列を作らされているようです」
    とあります。


    今、福島のお子さんが前にいて、こんなことを言えますか?
    「君たちは今、死刑台に向かって列を作って並んでるんだ」
    なんて残酷な言葉を、何も知らない子供に言えるのでしょうか?
    しかも「どれくらい?」という単純なリスクの目安を全く無視して、
    無責任に言い放つって、できますか?


    僕には無理


    今の子供は、こういう情報に接する機会が、間違いなくあります
    WEB情報とはいえ、そんな無責任な発言は僕にはできません
    こんな発言を目にした子供は、自分の将来をどう思うのでしょうか?


    しっかし、本当に突っ込みどころ満載な記事ですなぁ・・・
    順番に列挙します

    >殺人的な基準値

    基準値は国際的な勧告に従って決められているものです。8月の下旬に見直しされます。段階的に基準値を下げていくのは、至極まっとうな対応です。
    http://research.kek.jp/people/nojiri/asahi_f_nojiri.pdf

    大体、上限が20mSvであって、20mSvを被曝するわけではありません。
    実際は5mSvくらいに抑えられる場所もたくさんあると思います
    5mSv/yなら、大都市デンバーでそれくらいの値。健康被害は報告されてません
    (上のSlide36)

    >今、福島の子どもたちが、これから先、病気になるのはわかりきっている。まるで死刑台に向かって、列を作らされているようです。何も行動しなければ、僕は自分を許せない


    こんなことを公言して、子供に「ぼくたちはいずれ病気になって死ぬ」と思われる方が、僕には怖い。というか、例え実際そうだとしても口が裂けてもいえません。何考えてんだ?


    一番タチが悪いのが、根拠無く「わかりきっている」なんて言っちゃった点。


    おいおい・・・しっかりデータ読んだんだろうな?
    NHKのテレビ番組だけで判断してるんじゃないんだろうな?
    イメージでもの語ってんじゃないんだろうな????

    結構「カチン」ときますよ?

    繰り返しますが、実際のチェルノブイリ事故では、子供への健康被害はヨウ素131に起因した甲状腺ガンの増加のみで、他の発ガンリスクの上昇は疫学上検出されていません。安全側にたった予想が、上の考察のようにあるのみです


    >大本営が発表したことをただ信じるのではなく、自分たちで異を唱えないと何も変わらない

    だから、、、自分たちで考えてから、異を唱えなさいってば。。。
    信じない→抗議っておかしいでしょう・・・間に「考察」をはさむべき。

    盲信することは危険です。
    ですが、疑心暗鬼になって根拠の無い主張をすることはもっと危険です。

    >大人は子どもを守るものだということを、僕は母親に教えてもらった。だからこそ、今こそ僕ら大人が子どもを守らなければならないんです

    結果として、あなたの行動、本当に子供を守ってるんでしょうか?
    絶望のどん底に突き落としてませんか?

    チェルノブイリでも、特にお子さんを持つ親御さんが、精神ストレスでやられました。
    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/501225
    不安を無条件に肯定してしまうことこそ、一番危険では?
    時には不安になってパニックになってもいいでしょう。でも、そのあとに冷静に考えることこそ、人間の英知であって、子供に何より伝えたい宝です

    慌てる親を見ると、子供は何よりも不安になると思います。
    こういう非常事態だからこそ、しっかりした大人の知見を示すべきでは。

    >放射能は少しずつ累積していく

    今はほとんど検出されてませんが・・・http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/12/1305995_0512_4.pdf
    放射線の影響、というのならまだ話は分かります。
    それらの影響を含め、リスクは評価されています。

    >放射能の被害は5年後、10年後に白血病や、ガンなどの疾患を引き起こすことは知られている。山本が主張するとおり、福島の子どもたちは、今すぐに避難をしなければいけない切迫した状況にある

    チェルノブイリの事故後、555kBq/m2のセシウム137があったSCZには、27万人が住んでいます。それらの地域で、子供の癌が統計的に増えた、というのは、甲状腺癌しか報告されていません。世界中の科学者を納得させるだけの証拠は無いです。根拠不明確なまま避難すれば、そのあとでも延々不安はつきまといます。
    20mSvがダメなら、1mSvは良いんでしょうか?根拠はあるんでしょうか?

    ちなみに、今現在も600万人の住民が、「汚染された」とされる地域に住んでいます。放射線によると断定できる健康被害は報告されていません。

    >「今の日本は、まるで殺人国家だ」
    >「100ミリシーベルト以下では、ガンなどの発症に影響があるとは科学的に認められていない」とまでのたまった。あまりにもひどい対応に怒りの声

    まぁ政府の対応がダメダメなのは激しく同意。
    ここまで個人で調べないといけないのかと、かなり不満。

    でも、このあまりにひどい記事内容に怒りの声を上げてもよろしいでしょうか?
    妄信を肯定する内容でしかありません。
    殺人国家、て・・・・報道する側の倫理もどうかしてると思います。
    まぁシネマトゥディじゃしかたないのか・・・orz


    いかん、、、、ほとんど全文に突っ込みたくなります。
    ここらで切ります。



    以前の小佐古教授の辞任の際にも、この「20mSv問題」について記事を書いてますhttp://mixi.jp/view_diary.pl?id=1714591277&owner_id=454353
    御参考まで




    追記
    -------------------------------------------------------------------------
    個人的には、この20mSvという基準は、数字自体に問題があるとは考えられません。健康への影響はほとんどないと予想されるからです。
    情報がより不透明で、対策がほとんどなされていなかったチェルノブイリ事故でさえ、50mSvの被曝を受けた地域で目立った健康被害がないからです。



    一部では「ソ連は5mSv/yをすぐに避難区域にしたんだ。日本の対応は遅いし甘い」などという勘違いをしている人も居ますが、実際は、5mSv/yで避難というのは、ずっと後のこと。
    *ここの考察は、次の日の日記に移動しました。




    本質的な問題は、「どのように政府が対応するのか?」という次の一手が、政府から見えてこないことだと考えます。ここは問題です。

    でも、20mSv=ガンになって死ぬ、じゃないです

    そんなんだったらイランのランサールなどの、自然に10~260mS/yの放射線を受けている高放射線地域は、ガン患者だらけのはず。実際はそうじゃありません。
    http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-2.html

    この手の誤解、いい加減うんざりしてきます。
    「不安はなによりも肯定しやすい」のは明らか。
    「冷静に考える」よりもよっぽど簡単です。

    不安をかきたてる記事に流されるのもよく分かります。
    というか、むしろそれが普通。

    ですが、感情に流され過ぎた今回の主張・報道は、ポイントがずれています。

    マスコミはなぜゆえ、事実に即した報道ができないのでしょうか?
    山本太郎氏の行動に好意的に書くにしろ、もっと書き方があったと思います

    衝撃的な内容で視聴者の関心を引くような手法は、この御時世やっちゃいかんでしょう
    ほんとに悪意さえ感じます



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    プロフィール

    NakatakeYuhki

    Author:NakatakeYuhki
    東京に在住している研究者です。
    専門:分子生物学、幹細胞生物学、発生生物学、DNA修復、転写制御機構。生物全般に興味があります。

    反似非科学。懐疑論的な考え方をします。

    薬学畑。出身は関西。

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