01/20のツイートまとめ

    Yuhki_Nakatake

    本当にハイレベル会話、というのは時々自分の価値観すら打ち砕く破壊力がある。
    01-20 23:25

    アルジェリアの話は酷い・・・
    01-20 23:09

    できるかぎりで かまわないから (真顔)
    01-20 22:42

    まぁUNSCEAR2012年の内容は、最新の方法論を盛り込んでるから、理解するのに時間かかるからなぁ~読みたくない・理解できないのは分からないでもない。でも、UNSCEARで書いてあることはよく分からんかったけども、と、棚に上げて違う論拠元を提示するのは不誠実でしょうjk 
    01-20 01:20

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    生殖細胞の変異

    はじめまして。
    都内で医師をしています。先天性疾患を持つ児を見ることも多く、ふと気になって
    DNAの損傷修復機構について調べていたらこのブログに流れ着きました。

    生殖幹細胞に後天的に発生した変異によって、ある個体から産まれた複数の児に同一の変異が引き継がれるということはありえるのでしょうか。
    両親の体細胞には変異がないと仮定して、です。
    胎生期のネズミに変異原を投与する実験ではクラスター突然変異が起こるそうですが、
    成体に暴露した場合ではどうなるのでしょうか。
    専門的な観点からご教示をいただければ幸いです。

    Re生殖細胞の変異

    遅レス過ぎる遅レス失礼しました。。。。コメントは拝見してたのですが、レスした気になってました・・・orz

    >生殖幹細胞に後天的に発生した変異によって、ある個体から産まれた複数の児に同一の変異が引き継がれるということはありえるのでしょうか。

    ある・ない、でいうと「ある」です。
    生殖幹細胞に変異が入り、同一変異が複数に伝播、というのは少なくとも理論上あり得ます。ただ、元来の生殖幹細胞()精巣の場合は精母細胞)自体は、かなりの数があるわけで、実際に同じ変異を有する児に引き継がれる、という事象は天文学的な確率になると考えられます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E7%B4%B0%E8%83%9E

    もし、実際に同一の変異を持つ児がいる、ということであれば、まずは親方の生殖細胞が満遍なく同一変異が入っている(親の発生過程の生殖細胞の原基の時点で変異が入った、という先天性異常)ことを疑うべきだと思います。

    >胎生期のネズミに変異原を投与する実験ではクラスター突然変異が起こるそうですが、 成体に暴露した場合ではどうなるのでしょうか。

    変異原の特異性にもよりますが、ラジカルを発生するようなタイプの場合、放射線で培養細胞のDNAに同様なクラスター変異を誘導することが知られていますし、http://www.pnas.org/content/97/1/103.short加齢によって様式が変化するとは考えにくいです。同様かと。

    変異原の物性によって、変異の様式は変わると考えられます。異所性にラジカルを発生するタイプの変異原ならクラスター化、自由な単一分子としてふるまう変異原ならクラスター化はしないでしょう。

    ありがとうございました

    ご返信の確認が遅れました。
    丁寧なご回答ありがとうございます。

    ヒトにおける、変異原の児への影響については職業上たまに質問を受けるのですが、
    十分なソースが見つからず、答えに窮することが多いです。
    個別の論文などの方法はしっかりしていて信頼できるのでしょうけれど、
    たとえば、
    エビデンス1「ヒトにおいて遺伝的疾患を生じることが証明された物質はない」
    エビデンス2「物質Xは、ヒトに対して生殖細胞突然変異を生じる可能性がある」
    とある時に、一般の方には「じゃあ結局どっちなの?」となるわけでして...

    変異原性という概念

    ややこしいですね。

    【エビデンス1】の説明としては、疫学調査の限界です。
    逆説的に、他の原因によって紛れてよく分からなくなってしまう程度の影響しかない、とも言えます。そこらへんはhttp://togetter.com/li/278799にまとめてみました。


    【エビデンス2】の説明も、丁寧にやると、大変ですw

    「極微量でも影響があると仮定する」
    というのが変異原性の考え方です。
    http://nakatakeyuhki.blog.fc2.com/blog-entry-3.html
    にもそういう日記を書いています。

    もう少し踏み込むと、変異原性が「有るか無いか」を判定する際は、エームス試験が使われます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E8%A9%A6%E9%A8%93
    書かれているように、検出がしやすいように、使われる菌株にはDNAに変異が起きやすいよう、検出されやすいよう、工夫がされています。
    この試験によって『DNAに変異を与えるポテンシャルがあるか?』という点が、評価されます。そして、他の動物試験などと組み合わせることで、ポテンシャルがあるなら『変異原性がある』と判定されます。

    が、判定は中々に一律に決めれるものではありません。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E7%95%B0%E5%8E%9F
    のような様々な試験を受け、変異原性が判定されていて、常に定義は更新されています。
    http://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/kag/ankgc03.htm

    こんな、ど専門の人間でさえ「これは変異原性物質といっていいのか?」と悩むようなシロモノを、一般の方に説明するのはとても難しいですね。

    突っ込んで考えると、「変異原性」というのは、ただの定義の問題です。先のエームス試験が「検出感度」が最もよいとされているのですが、エームス試験でNegativeであっても「変異原性がないと決定された」わけではありません。検出感度の良い、他の知見によって、後に変更される可能性も常にあります。

    ここまで考えると、もはや「ある・ない」と二元論によって議論するのは、無茶なんですね。

    仮に僕が『変異原って何よ?』と尋ねられたとすると、「DNAに変異の入りそうだから念入りに扱うように定義された物質です。実際に変異が入るかは良く分かりません」くらいに回答するでしょう。



    僕個人の意見ですが、気にしたい人はすればいいんじゃないかな、と思います。
    ただ、気にしすぎることで、別のマイナス要因が生じることは、同時に説明すべきです。リスクはゼロにはできません。せいぜい少なくしようと努力することくらいです。その努力が、逆の方向を向いていなければ、コストが高くなければ、あとは好きにすればよいと考えます。
    プロフィール

    NakatakeYuhki

    Author:NakatakeYuhki
    東京に在住している研究者です。
    専門:分子生物学、幹細胞生物学、発生生物学、DNA修復、転写制御機構。生物全般に興味があります。

    反似非科学。懐疑論的な考え方をします。

    薬学畑。出身は関西。

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