アンフェアvsアンフェア




    山本太郎、出演予定のドラマ降板に 反原発発言が原因か ツイッターで大反響

    ども。前の日記が長くなりすぎたので、こちらに一部の内容を移転&追加で考察します(20mSvで、どれくらい白血病の確率が上がるのか?どれくらいガンの確率が上がるのか?を考えてあります。もし、「どれくらい」という程度が分からなければ、ご一読ください)


    最初にお断りいたしますが、僕は原発推進でも反対でもありません。

    親にとって子供が一番大事なのは当たり前です。
    自分の子供を守ろう、という気持ちは、誰にも負けない自信があります。

    今回の原発事故による、放射線の健康被害は、誰にとっても脅威そのものです。
    ですので、自分の知る限り、考えれる限り、しっかりと事実を見つめて冷静に判断しようと考えております。


    さて、


    まずは、この顛末に関しては、「芸能界」という特殊な事情があるのでしょう。
    なかなか一般人の知るところでもないドロドロしたものもあるのかもしれません。

    所属事務所は「事実ではない」と発表してたり、
    http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-96712/1.htm
    デマ隊の中に
    社民党福島瑞穂、民主党川内博史議員が参加していたり、
    http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65738020.html
    と、かなりきな臭いです。

    もし、番組のスポンサーが彼の発言を問題視し、干したのなら「アンフェア」ですね
    権力のある側が一方的に、個人の言論の自由を妨害する、というのはあってはいけません

    もし、政治家が彼の行動を利用したのなら、これも「アンフェア」です
    反原発運動・反体制運動をマスコットとして利用する、のは只の扇動です

    もし、太郎氏が自身のTwitter内容に虚偽を伝えているのなら、これも「アンフェア」です
    ファンの方の、まっすぐな「応援したい」という思いを踏みにじることになります


    でも、どれが本当かはよく分かりません。
    いずれにせよ、思想自体は個人の自由です。
    経済活動もこれまた自由。政治活動だってそうですから。
    応援したい人は応援すればいい。


    ちなみに、僕は彼を応援できません。
    彼の主張「福島は超高濃度汚染地域であり、今すぐ退去しなければならない」
    「20 mSv で自主的な避難させる福島と違って、チェルノブイリ事故では 5 mSv で強制移住させられた」などと言っているからです。
    まぁ似たようなコメントはネット情報では散見されますね。


    これは明らかにデマだと考えられます。



    以下にその考察をお示しします。


    まず、今の福島の状況を見てみましょう。

    写真①文部科学省及び米国エネルギー省航空機による航空機モニタリングの測定結果
    http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/06/1305820_20110506.pdf
    この写真、見たことがあると思います。
    アメリカと日本が共同して、福島県の上空からセシウム137の蓄積量や、空間線量を調べたもので、現在の汚染状況がよく分かります。

    セシウム137に注目すると、
    赤い箇所は  3,000,000~30,000,000Bq
    黄色の箇所は 1,000,000~ 3,000,000Bq
    緑の箇所は  600,000~ 1,000,000Bq
    水色の箇所は  300,000~ 600,000Bq
    青色の箇所は  300,000Bq以下
                                  単位(Bq/m2)
    でした。
    この測定では、高高度からエネルギーを測定するので、多少のブレはあるかもしれません。
    最大で一桁変わってしまう、という話も聞きました。
    ですが、これを基にして考えます(これくらいしか材料が今のところ無いですし)。

    次に、
    写真②チェルノブイリ事故でのセシウム137汚染マップ
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/JHT/JH9606A.html
    これも見たことがあるのでは?

    これの単位がCi(キュリー)/km2なので、これをBq/m2に直します。
    1Ci=3.7x10^10Bqで、1km2=1000000m2ですので、1Ci/km2=37000Bq/m2と換算されます。

    一番濃い領域は    555,000Bq以上
    次の領域は    185,000~ 555,000Bq
    さらに次の箇所は 37,000~ 185,000Bq
    何も色のついていないところは37,000Bq以下です

    これを見て↓のように
    http://www.monipo.net/blog/x/osenmap-110509/

    「セシウム汚染、チェルノブイリ超え決定!!!日本ヲワタ/(^o^)\」
    とか
    「この地域では強制移住させられたのに、福島はそれの6倍以上だ!!人殺し国家め!!!」
    とか、言っている人がいます

    太郎氏もこれと同じレベル。


    実は、恥を忍んで正直に告白しますと、僕もこれを見たとき「やっべー」と思いました。

    ヨウ素131はチェルノブイリの1/10って言ってたのに、セシウムは137は超えてるんじゃないのか?実際の数字はそうなんだし・・・とにかく、この航空写真のデータは正しいだろう、国際的にも公平に調査されてるはずだし、などなどと思いましたし、不安になりました。
    http://www.trend-ai.com/wordpress/?p=1636


    ですが、これ、非常に腑に落ちないんですよ。


    だって、ヨウ素131とセシウム137って原子炉内で同じような比率で存在しているはずなんです。
    http://yosiko.net/wp-content/uploads/2011/05/110522noguchi.pdf
    むしろヨウ素131の方が多いはず

    ですので、量として少ないはずのセシウム137が、ヨウ素131で検出されていたのよりも、チェルノブイリよりも多いのならば、事故の規模も大きく見積もらざるを得ないですし、さらに、行き先が分からないヨウ素131が、既に環境中に流れていたことになります。

    ですが、ヨウ素量の測定も国際機関が協力してやっていましたし、数字がうそをつくとも思えません。


    なので「???、良く分からん」という判断でした。


    ですが、その後、非常に重大な誤解をしていることに気づきました。


    僕、すげー間抜けでした・・・orz


    このチェルノブイリの地図、1996年に作成されたものだったんですね


    どうりで値が小さいわけです。


    事故のあった1986年の地図が写真③です
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/GN/GN9704.html

    これをみると、
    チェルノブイリの事故があった年のセシウム137の蓄積量は
    紫色の箇所は  37,000,000Bq以上
    橙色の箇所は 18,500,000~ 37,000,000Bq
    ピンクの箇所は  3,700,000~ 18,500,000Bq
    はだ色の箇所は  740,000~ 3,700,000Bq
    黄色の箇所は   185,000~  740,000Bq
    白色の箇所は     185,000以下        単位:Bq/m2
    であったことが明らかです。

    写真①と②を比べている考察サイトが多々あったのですが、それらは全て論点がずれてます。

    なんで事故から10年経って発表された図と、事故から1ヶ月の写真を見比べて、「福島はチェルノブイリを越えた」なんて騒がないといけないのでしょうか?訳が分かりません←まぁ僕も引っかかりましたがwww

    例えばウクライナとベラルーシの国境付近を見てもらうと分かると思うのですが、
    1986年のデータでは500~1000Ci/Km2のセシウム濃度であった地域が、1996年発表のでは5~15Ci/km2となってると読み取れます。全然違う。少なく見積もっても1桁は違いそうです。
    30~100倍くらい下がってるんじゃないでしょうか。
    (※国境の設定が1996年発表の地図がおかしい気もします。30~100倍という数値はただの個人的な推定ですので、ご注意ください。おそらく2倍以上初年度で減って、それから10年かけて減っていき、少なくとも10年後には1/10以下になると考えています。)

    問題なのが、このデータが実際にいつ観測されたのか、という点です。
    1996年に発表があったからといって、10年後のデータ、とは限らないからです。
    記事では、1989年ぐらいから作成され始めた、と書いてあるだけで、もしかするとこれは3年後に作られたマップなのかもしれませんし、1996年の発表直前にとられたデーかもしれません。

    都合のいいことに、他の機関もまとめてくれていました↓(国連の発表です)
    http://www.unscear.org/docs/reports/2008/11-80076_Report_2008_Annex_D.pdf
    に1989年のチェルノブイリ周辺のセシウム137のマップがありました(P91)

    比べてみると一目瞭然で、1989年のマップと1996年発表のマップは異なります。ですので、よく見る写真③のマップは1990年以降のデータを参照していると考えられます。

    では、3つのデータを、時系列順に並べてみます。

    ----------------事故当時-------------------
    紫色の箇所は  37,000,000Bq以上
    橙色の箇所は 18,500,000~ 37,000,000Bq
    ピンクの箇所は  3,700,000~ 18,500,000Bq
    はだ色の箇所は  740,000~ 3,700,000Bq
    黄色の箇所は   185,000~  740,000Bq
    白色の箇所は     185,000以下        単位:Bq/m2
                   ↓
    ----------------事故から3年後-------------------
    一番濃い領域は  1,480,000~ 3,700,000Bq
    次の領域は   555,000~ 1,480,000Bq
    さらに次の箇所は  185,000~ 555,000Bq
    さらに次の箇所は   37,000~ 185,000Bq
    白色の箇所は     37,000以下 
                   ↓
    ----------------事故から4年後以降-----------------
    一番濃い領域は    555,000Bq以上
    次の領域は    185,000~ 555,000Bq
    さらに次の箇所は 37,000~ 185,000Bq
    何も色のついていないところは37,000Bq以下
    -------------------------------------------------

    ものの見事にスケールが違いますな。
    事故当時がいかにエゲツナイ状況であったかが推察できます。

    3つの図を見比べてもらうといろいろなことが分かります。

    例えば、3年後と1996年発表の地図は、汚染のレベルに差がありますが、放射能の分布に関しては、殆んどパターンが同じです。これは、セシウム137がいったん沈着してしまうと、そのパターンがきっちり残る、ということも示しています。
    全体的に、のぺーっと薄くなってるんだけど、大体形は同じ。

    ですが、事故当時の1986年と1989年以降を見比べると、パターンがかなり違います。これは、最初に沈降していたセシウム137が、まだ土壌に沈着していなかったことを示しています。表土や埃として「簡単に流される」状態だったのでは。

    セシウム137は、元素としてカリウムと似た構造を持ちます。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0

    セシウムイオンとして、プラスイオンの状態で存在するのが、ほとんどです。

    土壌中の粘土はマイナスに帯電していたりするので、一旦土壌に結合すると、カリウムが足りていない土壌などでは特に沈着し、離れにくいといわれています
    http://jssspn.jp/info/secretariat/4137.html
    土壌中の半減期は8年~25年と計算されています(土壌の性質にもよる)


    ですが、表土や埃の状態であれば、例え粘土質と結合していても、ガンガン動きます。土砂は動きますし、川に流されることくらい、小学生でも習います。
    http://research.kek.jp/people/nojiri/asahi_f_nojiri.pdf
    の47Pにも、風による表土の消失・移動により、1年目は大きく放射能が減るであろう、と予測されています。


    1986年の事故当初の地図写真③と写真②を見てみれば、濃淡のパターンや汚染の濃度が全然違いますよね。

    今の福島はまだ③の状態です。

    ですので、今後の数ヶ月で、放射能の量が落ちる可能性が高いと考えられます。
    大気中の放射線量は、日毎に落ちていっていますし、粉塵に含まれる放射能も減っており、ほとんど検出されていませんから、大幅に増えるという事態は考えにくいです。
    http://atmc.jp/
    http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/index.htm


    一方、原子炉自体はまだ安定的に管理できていません。
    もし、今後水素爆発などの不測の事態があれば、放出される放射能の量も増えます。これは注意しなければいけませんが、Bad News(実測の数値付き)がない限り、取り乱される必要は無いと考えます。



    まぁちょっと(だいぶ?)話はそれましたが、とにかく写真①と③を比較すべきです。


    写真①と②を比べるのは、あまりに「アンフェア」ですね


    そして、このような比較をして「福島はチェルノブイリを越えた」なんて事を言い出す人たちの言葉は、全く信じられません。


    『事実に即していない情報を、真実だとして周りに拡散すること』
    をデマといいます。

    震災直後に様々なデマが回りましたが、今後はこの手のデマが増えそうです。
    注意して情報を処理したいものです。


    写真

    左;福島の今現在
    航空からの測定で、精度は不確かであるものの、現状を一番俯瞰できると思います
    中;1996年発表のチェルノブイリ。どう考えてもデータは1990年以降のもの
    右;1986年の事故当初のチェルノブイリ。桁が・・・やっぱ福島の10倍です


    -------------------------------------------------------------------------
    追記①
    http://research.kek.jp/people/nojiri/asahi_f_nojiri.pdf
    の46Pなんかが分かりやすいですが、冷戦中の大気核実験で、我々の住む土地は既にセシウム137により、汚染されています。震災前も、今現在も、大気中には「微量ながら」セシウム137が常に漂っていました。
    以前の調査で、この大気核実験で作られたセシウム137がどのように減っていくのかが、調査されていました。46Pの右のグラフなんか見ると、一旦土壌に入ったセシウム137はなかなか落ちていないように見えます。まぁそりゃそうです。その間中ずっと、同じレベルのセシウム137が上から降り注いでいましたからな。

    ですが、今回のような大量の放射性物質が降った場合、その減少速度も速いはずです。

    例えるのなら、
    小雨が降っている中での、水はけと、
    土砂降りの後の、水はけ
    大体の感覚と、実際のデータからいって、「土砂降りの後の水はけ量」の方が大きいのは明らかです。今後一年、期待したいです。

    粘土と吸着してしまったセシウム137が、どれくらいのスピードで減少するのか、チェルノブイリで起こったセシウム137の沈着量の変化から、大体推察できないものなのでしょうか。。。?

    1989年のデータと1996年発表のデータを比べると、1989年のデータの方が明らかにセシウム137の量が多いです。点在している周りよりも高い放射能を持つ地域の数が異なります。このことから、1996年発表のデータは、1990年以降に測定されたと考えられます。もし、このデータが1990年のものであれば、たった1年で上述のような変化がおきたことになります。これは心強いデータですね。

    事実に即したデータを比べると、いかにチェルノブイリがえげつない事故だったかがよく分かります。
    福島の事故の一番高い汚染は300万Bq以上でひとまとめにされていますが、これも一年経てば随分変わってくるのではないでしょうか。

    内陸で起きたチェルノブイリ事故では、陸地にセシウム137が留まり続けました。
    福島の今回の事故は、沿岸部です。
    海洋にセシウム137が流れてしまうことも問題なので、下水や河川の集塵施設を今後注意し、高濃度の放射性物質を処理・管理する必要がありますが、減少する速度は速いのではないか、と予想します。折りしも台風が来ていますし、梅雨にも入ります。ロシアにはなかったファクターでしょう。

    福島にお住まいの方に、いち早く平穏な生活が戻る事を、心から祈っております。

    -------------------------------------------------------------------------
    追記②

    実際強制移住に関しては、
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Ryb95-J.html
    によると、
    *********************************************************************
    ・1986年5月12日,ソ連放射線防護委員会(NCRP)は,住民の被曝限度を年間500ミリシーベルトに決定した.ただし,妊婦と14歳以下の子供は年間100ミリシーベルト.
    ・1986年5月22日,被曝量限度は全住民に対し年間100ミリシーベルトに決定.
    ・1987年,NCRPは放射線安全規則(NRS-76/87)を採択.その規則によれば,放射線事故の際の住民の被曝量限度は,ソ連保健省が設定する.チェルノブイリ事故による1987年の限度は30ミリシーベルト,1988年と1989年に対しては25ミリシーベルトとされた.
    ・1990年4月25日のソ連最高会議決議No.1452-1,「チェルノブイリ原発事故の影響および関連する問題を克服するための総合計画」,ならびに1990年6月30日のソ連閣僚会議政令No.645によって(中略)以上のような“概念”に基づいて,ソ連の法律「チェルノブイリ原発事故による被災者の社会的保護について」が立案され,1991年5月採択された。その汚染地域は以下のようなゾーンに区分されている.
    移住ゾーン:住民の年間被曝量が5ミリシーベルトを越える可能性のある地域、と設定された
    *********************************************************************

    です。事故から4年経ってから概念が設定され、5年経った1991年に、5mSv/yが決定されていて、その前は段階的に基準が落とされているのが分かります。チェルノブイリ事故から3年以上経った厳しい基準より、さらに厳しい20mSv/yという基準を、日本政府は事故後1~2ヶ月で適応し始めたということです。 最初の一年は100mSv/年だったそうです。これは作業員でもなんでもない、一般市民向けの規制です。すごい量に聞こえません?

    ソ連政府は、上記の法律とは別に、軍隊さながらの大避難を強行しました。
    それがいわゆる『強制移住』です。大体、チェルノブイリ事故の1週間~10日内(1986年5/3~5/5:事故は4/26)で行われています。
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/30km-j.html
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/GN/GN9704.html

    事故後2日で強制移住されたプリピャチ市なんて、最大4000~8700μSv/hくらいの殺人的な放射線(これは日本語あってます。マジで危ない。48時間で200mSvくらい=年間35Svです。ミリとかマイクロがつきません)が出てました。他のところも軒並み200~4000μSv/h、とめちゃ高かったのです。

    15km圏内の住民も避難しましたが、既に400mSvくらいを被曝していました
    30km圏内の方も避難しましたが、既に50mSvを被曝していました

    全部一週間くらいでの被曝です。チェルノブイリ事故ってあらためて大きかったと感じます
    こんな数字は原発正門前でしか見たことありません。
    今の正門前でさえ、50μSv/hです。4~100倍の量が、そこら辺の市町村で検出されてたのです。

    5mSv/yで避難というのは、ずっと後のこと。 5年後です。

    1991年5月に採択されたのが以下です

    無人ゾーン:1986年と1987年に住民が避難した地域(ブリャンスク州の一部).
    移住ゾーン:住民の年間被曝量が5ミリシーベルトを越える可能性のある地域(セシウム137汚染が555kBq/m2以上).
    移住権利のある居住ゾーン:年間被曝量が1ミリシーベルト以上の地域(セシウム137汚染が185~555kBq/m2).
    社会経済的な特典のある居住ゾーン:年間被曝量が1ミリシーベルトを越えない地域(セシウム137汚染が37~185kBq/m2).

    強制移住した地域(無人ゾーン)は、事故から1週間くらいで平均100mSvを被曝しています。そりゃ強制移住するでしょう。 福島の10倍規模のチェルノブイリ事故でも、移住ゾーンは、原発周りなどの限られた地域です。まずは、残存するセシウム137がどのように減少していくのかを、注視する必要があります。事故の規模から考えるに、福島県全域で考えたとしても、せいぜい「移住権利のある居住ゾーン」のカテゴリの地域が出るくらいだと考えています。福島の最高濃度の地域は、チェルノブイリでの2番めのカテゴリの地域か、それ以下だと予想されるからです。


    福島の今の空間線量はいくつでしょうか?
    http://atmc.jp/fukushima_town/

    もし、200~4000μSv/hならば、強制移住した方がいいかもしれません。ソ連もそうしたんですし。


    他に聞いたことのあるデマとして
    「ソ連の方が食品の規制値が日本のより厳しい!!!日本は食品の規制値がゆるいわっ」というもの

    ↓よくみてくださいね

    事故一年目、ソ連政府の初期の食品の規制と、日本の規制を列挙します。
    記事では、ソ連のは、年間の体内被曝が50mSv以下になるように作られた、とあります。
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Ryb95-J.html
    日本のは年間の体内被曝が絶対に10mSv以下で、実質1mSv以下くらいになるように作られてます。
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1693901445&owner_id=454353&org_id=1692624994


    ヨウ素131
         水道水    野菜      牛乳
    日本: 300Bq/kg  2000Bq/kg  300Bq/Kg
    ソ連: 3700Bq/kg 3700Bq/kg  3700Bq/kg

    セシウム137
         水道水    野菜      牛乳
    日本: 200Bq/kg  500Bq/kg  200Bq/Kg
    ソ連:  370Bq/kg 3700Bq/kg   370Bq/kg



    ソ連・・・・orz

    これで、ソ連は1988年まで過ごしていたそうです。
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/reports/kr21/kr21pdf/Matsko1.pdf

    日本の現在の規制値とトントンかそれよかちょっと厳しくなったのは、事故が起きてから5年後。TAL-91と呼ばれる法律が施法されてからです。

    もちろん、日本も段階的に規制をかけていく過程にあります。
    今後、規制値は徐々に下げられ、厳しくなっていくでしょう。
    まぁ現実、食品からは殆んど検出されてませんけどね。
    http://atmc.jp/food/?d=30&s=i131&a=12&q=407cf

    これでも、「日本の対応は甘い」「世界の常識から大きく外れている」「殺人国家」などと言えるのでしょうか?僕にはそう思えません。復興の状況に即して、できるだけの被曝を抑えよう、という意図がちゃんと見えます。8月にこの基準も見直しされる、と明記されてます。ソ連に比べてかなり早い対応だと思いません?
    -------------------------------------------------------------------------
    追記③

    例えば最初の一年が過ぎ、粘土と強く結合するセシウムが、あまりセシウム137が流れなくなった、といってそう悲観するものでもありません。むしろ、そうなれば本格的に復興が開始できるはずです。

    流れなくなった≒粘土とがっちりくっついて離れない≒そこで作物を作っても、作物にあんまりセシウムが吸収されない

    となります。
    http://jssspn.jp/info/secretariat/4137.html
    のQ&A4.とか6

    土壌の入れ替えをすれば、空間線量は減りますし、土の裏表を逆にする(耕す)ことも効果があります。

    いずれにせよ、今後の対策と方針をしっかり立てないといけないのは明らかです。
    いちいちデマに構っている暇など無いはずです。
    お役所さん、めちゃ働いてくださいねっ
    お願いしますというか応援してますというか、切実に祈っております!!!!1
    つーか絶対ちゃんとやってくれw
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    何も考えずにDQN行動したら、僕は自分を許せない

    山本太郎、福島の親たちとともに文科省前で抗議活動!学校の放射線量年20ミリシーベルトの撤回を!「何も行動しなければ、僕は自分を許せない」

    ども。娘に顔を忘れられてましたが、なんとか思い出してもらったnaka-takeです。
    一年半の子育てが、たった3週間でリセットされそうで、内心挫けかけてましたw

    さてさて、

    これ、すごい記事ですな。
    マイミクさんの記事から読んで、びっくらこきました。

    いやいや、行動する前に
    「ちゃんとリスクがどの程度上がったのか考えたのか?」
    というツッコミはないのでしょうか?

    記事コピペ
    ---------------------------------------------------------------
     文部科学省は、福島第一原発事故の後、学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安とし,毎時3.8マイクロシーベルト、つまり年間で20ミリシーベルトとした。この日、福島からやってきた多くの親たちが、子どもたちを守るため、この殺人的な基準値の撤回を求めた。山本も、そんな親たちとともに立ち上がった勇気ある著名人の一人だ。

     これまで山本は、自身のツイッターを通して「脱原発」のメッセージを伝え続け、4月10日には、反原発デモへ参加して、「原発反対!」を訴えた。彼ほど、「脱原発」を声高に訴えてきた芸能人は多くはないだろう。

     年間20ミリシーベルトという数値を撤回させるため、福島から文科省を訪れた親たちとともに、山本は、「3月11日を機に、もう自分を守るのはやめたい」ときっぱり言った。「電力会社はメディアの最大のスポンサーですし、さまざまな事情はあります。でも、自分たちが守るべきものはなんなのか? 今、福島の子どもたちが、これから先、病気になるのはわかりきっている。まるで死刑台に向かって、列を作らされているようです。何も行動しなければ、僕は自分を許せない」と涙で声を詰まらせた。

     母子家庭に育った山本は、女手一つで彼を育てた母親に守られ、たっぷりの愛情を受けて育ったことを自身の本「母ちゃんごめん 普通に生きられなくて」でつづっている。「大人は子どもを守るものだということを、僕は母親に教えてもらった。だからこそ、今こそ僕ら大人が子どもを守らなければならないんです」という山本は、「彼らを選んだのは僕たちなんだから、みんなに責任がある。大本営が発表したことをただ信じるのではなく、自分たちで異を唱えないと何も変わらない」と訴えた。

     学校の校庭は降雨などでも放射性物質は流れにくく、アスファルト上で計測した数値よりも高くなっていく。放射能は少しずつ累積していく。一般の大人の年間許容量は1ミリシーベルト。それを政府は最も放射線の被害を受けやすい子どもたちに対して、基準値を20倍も引き上げたのだ。放射能の被害は5年後、10年後に白血病や、ガンなどの疾患を引き起こすことは知られている。山本が主張するとおり、福島の子どもたちは、今すぐに避難をしなければいけない切迫した状況にある。だが菅政権は、子どもたちの健康被害よりも、まるで計算機でも打ちながら賠償額ばかりを気にしているようだ。

     今、この瞬間にも福島の子どもたちは、原発から漏れ出ている放射能を浴び、被爆し続けている。「今の日本は、まるで殺人国家だ」山本とともに、多くの親たちが、涙ながらに声を張り上げている中、対応した文科省職員からは「年間20ミリシーベルトを撤回する」という言葉が出てくることはなく、最後には、「100ミリシーベルト以下では、ガンなどの発症に影響があるとは科学的に認められていない」とまでのたまった。あまりにもひどい対応に怒りの声が上がる中、文部科学大臣の高木義明が出てくることはついになかった。(編集部・森田真帆)

    ---------------------------------------------------------------

    まず、最初に。

    子供は宝です。

    僕にとって、愛娘は何に変えても守ってやりたいものです。
    命より大切、といって過言じゃありません。


    それは無論。あたりまえです。


    その子供に対して、訳の分からない放射能が降りかかるという事態は、親御さんにとって何よりの苦痛です。お気持ちお察し申し上げます。


    では、20mSvがどれくらい危険なものか、ご存知でしょうか?


    例えば、記事には「白血病やガンなどの疾患を引き起こす」と書かれていますが、
    どれくらい上がるのか?

    5倍?10倍?20mSvを受けると何%上昇するんでしょうか?


    チェルノブイリの事故では、小児性甲状腺がんが増えました
    これは明らかです

    不幸なことに事故当時18歳未満であった方々、約6,000名が発病し、
    15名が甲状腺がんにより死亡したとされています

    旧ソビエトで、内陸地で起こったチェルノブイリの事故では、慢性的にヨウ素飢餓が起きており、大量に放出した放射性ヨードが、汚染された牛乳を通じて、汚染を知らされていない幼い子供たちを直撃しました。胸が苦しくなる悲惨な事故です。

    これは事実です


    福島県の今回の原発事故でも、もちろん第一に懸念されたのが、この甲状腺がんです
    牛乳の流通が厳しくチェックされていたのは、記憶に新しいところだと思います
    既に現在、現地のお子さんにどれだけ甲状腺に被害があったのかが、チェックされています↓
    http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/FukushimaTDose1.html
    http://www.asahi.com/health/news/TKY201104020327.html
    迅速な対応を取れたので、あれだけの大事故にもかかわらず、少ない被曝量で済んでいます
    記事にもありますが、甲状腺に異常が起きるとは思えない量だと考えられます

    これは本当に良かったこと。あまりニュースにはなってませんが。


    では、チェルノブイリ事故では、死者がどれだけ出たのでしょうか?

    これは、統計と疫学的手法を使って、評価されます
    http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs303/en/index.html
    2006年WHO総括
    抜粋↓
    「While scientists have conducted studies to determine whether cancers in many other organs may have been caused by radiation, reviews by the WHO Expert Group revealed no evidence of increased cancer risks, apart from thyroid cancer,(中略). The absence of demonstrated increases in cancer risk – apart from thyroid cancer – is not proof that no increase has occurred. Based on the experience of atomic bomb survivors, a small increase in the risk of cancer is expected, even at the low to moderate doses received. Such an increase, however, is expected to be difficult to identify.」
    「Recent investigations suggest a doubling of the incidence of leukaemia among the most highly exposed Chernobyl liquidators. No such increase has been clearly demonstrated among children or adults resident in any of the contaminated areas. 」

    と、あるように、世界で最も権威のあるWHO(世界保健機関)は、明瞭な発ガン・白血病と事故の関係性を明らかにできない、と明記してあります。
    http://www.who.or.jp/index_files/fin_Fact%20sheet%20_%20Ionizing%20radiation_J_final_17May.pdf

    と、同時に、この資料は「事故によって癌が増えなかった」と証明するものではない、とも明記されています。ですので、色々なリスクモデルが立てられているのです。

    WHOでは、統計からは明らかにならないものの、モデルを用いて算出し、当初4000人の被害者数を推定しました。この数字は、事故によって、新たに被害者がどれだけ増えるのか、という予測です。240000人の作業員+116000人の避難民+270000人のSCZ(Strict Control Zone;厳戒管理地域)の住民をあわせた、計62万6000人を対象とすると、4000名、割合にして、0.6%が増えると予想されました。予想の殆んどは癌により死亡すると算出されています。

    これは少なすぎる、として、各国から非難されました。
    WHOは最終的に、計算の見積もりを、危険性がより高く見積もられるLNTモデルという算出方法で、100mSv以下の低線量の被曝者500万人から、5000名を追加で見積もりをしました。割合にして0.1%です。これで合計9000名というのが、WHOの見解です。


    しかし、巷では、
    「いろんなモデルがあるのは知ってるんじゃボケェ!!!」
    とか
    「2万人以上死ぬってアメリカも発表してるだろーが!!!1」
    とか
    「チェルノブイリでは100万人死んだんだぁ!!!」
    とか、いろいろ言われてます


    まず、ここで根本的な誤解がひとつ

    死亡者の見積もりには母集団があって、その母集団のとり方で、最終的な数字は随分変わってしまうのです。

    ですが、1Svあたりのリスクは、各々の主張で殆んど変わりありません。
    京大の今中哲二教授の記事↓Table3
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/kek07-1.pdf
    医療被曝の際に用いられる考え方↓
    http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~ric/html/RI-HP6/jinntai.htm
    (実際の統計データがまとまっているpdf↓QAsh1800さんに感謝!)
    http://www.jnes.go.jp/content/000011196.pdf


    どれも1Svあたり0.05~0.1の死亡率を計算上見込んでいます。
    この危険性の見積もりに関しては、各主張で一定であることが分かると思います。

    例外はチェルノブイリで100万人、というヤコブロフ論文ですが、
    これは結構けちょんけちょんに否定されています。
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20640449
    参考として使っているのはECRRと呼ばれる団体くらい。これに関して書き出すとまた長いので、割愛しますが、http://d.hatena.ne.jp/buvery/20110520
    らへんに詳しく書かれてます。要は、「むちゃくちゃな試算」なので、議論にもなりません


    さて、1Svで0.1、つまり10%が追加で、致死的なガンの発生率が上昇すると見積もられています。
    100mSvでは1%です。
    20mSvでは0.2%です。
    これは提唱者が変わっても(まっとうな人の主張に限りますがw)、変わらないです



    例えば、白血病が増えた、と言われています。
    言われている、という事は紛れも無い事実です。

    ですが、正しく表現すると
    白血病が「増えると予想されている」、です。
    WHOの発表にもあるように、統計データからは増え「た」という結論は出せなかったからです。

    国連が出している見積もりは、かなり安全側にたって計算されています↓
    http://www.unscear.org/docs/reports/2008/11-80076_Report_2008_Annex_D.pdf
    (生涯を考えたときに、危険性を高く見積もる、という考えは広島・長崎の被爆者の統計から科学的に想定されていて、特定の臓器に焦点を絞って考えると、今のところ最大で1Svで47%の発ガンリスク上昇が想定されています
    https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B6kP2w038jEAZTFjZDAxYmQtYTU1NS00N2EwLTk1YTQtMmEyNTM1MTA0ZWU5&hl=en_US ですが、これはまだ不確定な要素を多く含むので、一般的ではありません)

    UNSCEARのD24の表(P197)を見ると95歳まで生きるという生涯を考えた場合、

    50mSvの被曝をした地域で、白血病が32%あがると予想されていて、ガンは3%上がると予想されています。

    ところで、原子力事故による放射線を浴びていない状態で、どれくらいの地域差や年度差があるかはご存知でしょうか?

    発ガン率は5年くらいのスパンを考えると、5%くらいはブレます。
    生涯の発ガン率は高齢化により年々上がり続けていますが、一方でガンによる死亡率は医療の進歩で年々下がり続けています。


    地域差もあります。

    2009年の男女平均で全年齢では、沖縄は10万人あたり191.2人、全国平均は269.9人、秋田は365.7人でした。これだけでは、寿命などの影響が大きいので、年齢調整別のガン発症率、つまり74歳以下の平均を見てみると、それぞれ99.0、137.3、170.4と、ほぼ変わらないばらつきです。 さらに、このようなガン発症率は他の死因による影響も受けるのですが、
    60-64歳の区間では、それぞれ、155.9、317.2、366.3であり、やはり地域によって発ガン率は大きく変わるといえます。これらは、地域特有の生活習慣(食事や喫煙率・飲酒率)や固有の遺伝情報の偏り、地域に発祥しやすい病気などによって生まれる差です。相対的な数字として3%どころの差ではありません。

    50mSvの地域では白血病の発症率が32%上昇したと、計算されていますが、白血病にかかる確率は稀で(全国平均で10万人に2~3人くらい。これも年度によりばらつきがあります)、比較する母集団によって大きくブレます。
    例えば2009年のデータを基に県別で見ると高知県が1位で10万人に3.7人くらいで、群馬県が1.5人くらいです。相対的な差は300%以上の差があります。32%上昇するリスク、ということは、10万人に3人が1人増えれば33%アップしてしまいます。
    対象となる母集団の発生率が小さいと非常にぶれやすいのです。


    重度に汚染されていた地域で、50mSvの被曝があった住民のリスクを、かなり悲観的に見積もった場合でも、全体的な発ガンによるリスクは、地域差や年度の統計誤差の範囲にとどまります。

    ですので、WHOの見解どおり「低線量被曝の健康被害は統計によって証明ができない」のです。

    言い方を変えると「低線量被曝の健康被害は、統計によって証明ができない程度であると知られている」ともいえます(くどいようですが甲状腺ガンは除きます)。

    これは何も原発推進機構だといわれているICRPの発表だけじゃありません(ICRPもかなり防護的な基準を置いているので、医療の現場でも使われている基準なのですが)。

    世界中の科学者が議論に議論を重ねて出した結論です。



    日本人の生涯の発ガンリスクはおよそ50%
    癌による死亡リスクは16~26%です
    http://www.fpcr.or.jp/pdf/statistics/fig09.pdf

    20mSvの危険性は、
    1000mSvで5%とすると、0.1%(ICRPモデル)
    1000mSvで10%とすると、0.2%(他の提唱者、今中教授など)
    1000mSvで50%とすると、1%(生涯の発病リスク)
    20%の確率が、20.1~21%に上昇する計算です。

    もちろん、実際に患者になれば、確率なんて意味を成しません。
    0か100か、です。
    ですが、色んなリスクを考えた場合、本当に「めちゃくちゃ危ない」と考えられますか?
    http://news.livedoor.com/article/detail/5529486/?__from=mixi
    よく言われるタバコのリスクは、こんなレベルじゃありません。


    このタバコの例えや、生活習慣のリスクとの比較を出すと
    「お前!タバコを子供に吸わすんか!!!??アホちゃうか?比べれるわけ無いやろボケぇえ!!1勘違いすんなぁああああ」

    という人が必ずいますが、落ち着いてください。
    この0.2%の致死的な発ガン率の上昇は、「生涯を通じて、どれくらいのリスク上昇か」です



    今、目の前にお子さんがいます。
    将来なんらかの理由で、必ず死にます。
    僕らも同じ。
    人間は致死率100%ですから。




    その死ぬ際に、死因がガン、という確率が0.2%増えると計算されます、ということです。たいていの場合、年をとってから、ガンを患います
    この確率が0.2%増える、ということです

    決して、今目の前のお子さんに、タバコをくわえさせたり、副流煙吸わせて、若くしてガンになっちゃうかどうか、を論じているのではありません。

    お子さんは将来喫煙するかもしれませんし、肥満になるかもしれません
    なって欲しくないですが、リスクはあります
    それらの将来なるかもしれない生活習慣のリスクと比較しています
    もし、お子さんが将来的に生活習慣のリスクを負うことになれば、やはりそれは比較されなければいけません


    実際、チェルノブイリ事故では、お子さんもたくさん被曝しましたが、甲状腺ガン以外は、有意な変化無し、です。その当時の子供や、おなかの中の赤ちゃんが、将来に固形ガン・白血病を患ってしまうかも、と心配される親御さんはたくさんいると思いますが、チェルノブイリ事故から25年経ちましたが、今の若者にガンや白血病が、疫学的に有意に多発しているわけではないのです。いまだに証拠にならないくらい、小さな影響であったと考えられています。
    http://www.unscear.org/docs/reports/2008/11-80076_Report_2008_Annex_D.pdf
    の61Pから






    さて、ここまでの内容を理解した上で、ニュースの記事を見てみましょうか♪






    例えば記事では、
    「今、福島の子どもたちが、これから先、病気になるのはわかりきっている。まるで死刑台に向かって、列を作らされているようです」
    とあります。


    今、福島のお子さんが前にいて、こんなことを言えますか?
    「君たちは今、死刑台に向かって列を作って並んでるんだ」
    なんて残酷な言葉を、何も知らない子供に言えるのでしょうか?
    しかも「どれくらい?」という単純なリスクの目安を全く無視して、
    無責任に言い放つって、できますか?


    僕には無理


    今の子供は、こういう情報に接する機会が、間違いなくあります
    WEB情報とはいえ、そんな無責任な発言は僕にはできません
    こんな発言を目にした子供は、自分の将来をどう思うのでしょうか?


    しっかし、本当に突っ込みどころ満載な記事ですなぁ・・・
    順番に列挙します

    >殺人的な基準値

    基準値は国際的な勧告に従って決められているものです。8月の下旬に見直しされます。段階的に基準値を下げていくのは、至極まっとうな対応です。
    http://research.kek.jp/people/nojiri/asahi_f_nojiri.pdf

    大体、上限が20mSvであって、20mSvを被曝するわけではありません。
    実際は5mSvくらいに抑えられる場所もたくさんあると思います
    5mSv/yなら、大都市デンバーでそれくらいの値。健康被害は報告されてません
    (上のSlide36)

    >今、福島の子どもたちが、これから先、病気になるのはわかりきっている。まるで死刑台に向かって、列を作らされているようです。何も行動しなければ、僕は自分を許せない


    こんなことを公言して、子供に「ぼくたちはいずれ病気になって死ぬ」と思われる方が、僕には怖い。というか、例え実際そうだとしても口が裂けてもいえません。何考えてんだ?


    一番タチが悪いのが、根拠無く「わかりきっている」なんて言っちゃった点。


    おいおい・・・しっかりデータ読んだんだろうな?
    NHKのテレビ番組だけで判断してるんじゃないんだろうな?
    イメージでもの語ってんじゃないんだろうな????

    結構「カチン」ときますよ?

    繰り返しますが、実際のチェルノブイリ事故では、子供への健康被害はヨウ素131に起因した甲状腺ガンの増加のみで、他の発ガンリスクの上昇は疫学上検出されていません。安全側にたった予想が、上の考察のようにあるのみです


    >大本営が発表したことをただ信じるのではなく、自分たちで異を唱えないと何も変わらない

    だから、、、自分たちで考えてから、異を唱えなさいってば。。。
    信じない→抗議っておかしいでしょう・・・間に「考察」をはさむべき。

    盲信することは危険です。
    ですが、疑心暗鬼になって根拠の無い主張をすることはもっと危険です。

    >大人は子どもを守るものだということを、僕は母親に教えてもらった。だからこそ、今こそ僕ら大人が子どもを守らなければならないんです

    結果として、あなたの行動、本当に子供を守ってるんでしょうか?
    絶望のどん底に突き落としてませんか?

    チェルノブイリでも、特にお子さんを持つ親御さんが、精神ストレスでやられました。
    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/501225
    不安を無条件に肯定してしまうことこそ、一番危険では?
    時には不安になってパニックになってもいいでしょう。でも、そのあとに冷静に考えることこそ、人間の英知であって、子供に何より伝えたい宝です

    慌てる親を見ると、子供は何よりも不安になると思います。
    こういう非常事態だからこそ、しっかりした大人の知見を示すべきでは。

    >放射能は少しずつ累積していく

    今はほとんど検出されてませんが・・・http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/12/1305995_0512_4.pdf
    放射線の影響、というのならまだ話は分かります。
    それらの影響を含め、リスクは評価されています。

    >放射能の被害は5年後、10年後に白血病や、ガンなどの疾患を引き起こすことは知られている。山本が主張するとおり、福島の子どもたちは、今すぐに避難をしなければいけない切迫した状況にある

    チェルノブイリの事故後、555kBq/m2のセシウム137があったSCZには、27万人が住んでいます。それらの地域で、子供の癌が統計的に増えた、というのは、甲状腺癌しか報告されていません。世界中の科学者を納得させるだけの証拠は無いです。根拠不明確なまま避難すれば、そのあとでも延々不安はつきまといます。
    20mSvがダメなら、1mSvは良いんでしょうか?根拠はあるんでしょうか?

    ちなみに、今現在も600万人の住民が、「汚染された」とされる地域に住んでいます。放射線によると断定できる健康被害は報告されていません。

    >「今の日本は、まるで殺人国家だ」
    >「100ミリシーベルト以下では、ガンなどの発症に影響があるとは科学的に認められていない」とまでのたまった。あまりにもひどい対応に怒りの声

    まぁ政府の対応がダメダメなのは激しく同意。
    ここまで個人で調べないといけないのかと、かなり不満。

    でも、このあまりにひどい記事内容に怒りの声を上げてもよろしいでしょうか?
    妄信を肯定する内容でしかありません。
    殺人国家、て・・・・報道する側の倫理もどうかしてると思います。
    まぁシネマトゥディじゃしかたないのか・・・orz


    いかん、、、、ほとんど全文に突っ込みたくなります。
    ここらで切ります。



    以前の小佐古教授の辞任の際にも、この「20mSv問題」について記事を書いてますhttp://mixi.jp/view_diary.pl?id=1714591277&owner_id=454353
    御参考まで




    追記
    -------------------------------------------------------------------------
    個人的には、この20mSvという基準は、数字自体に問題があるとは考えられません。健康への影響はほとんどないと予想されるからです。
    情報がより不透明で、対策がほとんどなされていなかったチェルノブイリ事故でさえ、50mSvの被曝を受けた地域で目立った健康被害がないからです。



    一部では「ソ連は5mSv/yをすぐに避難区域にしたんだ。日本の対応は遅いし甘い」などという勘違いをしている人も居ますが、実際は、5mSv/yで避難というのは、ずっと後のこと。
    *ここの考察は、次の日の日記に移動しました。




    本質的な問題は、「どのように政府が対応するのか?」という次の一手が、政府から見えてこないことだと考えます。ここは問題です。

    でも、20mSv=ガンになって死ぬ、じゃないです

    そんなんだったらイランのランサールなどの、自然に10~260mS/yの放射線を受けている高放射線地域は、ガン患者だらけのはず。実際はそうじゃありません。
    http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-2.html

    この手の誤解、いい加減うんざりしてきます。
    「不安はなによりも肯定しやすい」のは明らか。
    「冷静に考える」よりもよっぽど簡単です。

    不安をかきたてる記事に流されるのもよく分かります。
    というか、むしろそれが普通。

    ですが、感情に流され過ぎた今回の主張・報道は、ポイントがずれています。

    マスコミはなぜゆえ、事実に即した報道ができないのでしょうか?
    山本太郎氏の行動に好意的に書くにしろ、もっと書き方があったと思います

    衝撃的な内容で視聴者の関心を引くような手法は、この御時世やっちゃいかんでしょう
    ほんとに悪意さえ感じます



    作業職員の方の体内被曝を計算してみる

    ■原発で内部被曝検査、作業員の1割…不安広がる
    (読売新聞 - 05月18日 03:05)
    http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1605145&media_id=20

    ども。ハム食いきりましたが、普通に生きてますnaka-takeです。
    亜硝酸ナトリウムは食品由来のものは大して問題ないのですな。

    上の記事を見つけましたので、例によって計算・考察したいと思います。

    まず、現場の作業員の方の内部被曝の検査が、あまり受けられていない、というこの報道の趣旨には賛同します。検査装置自体が線量の高いところにあるので、現状では致し方ないのでしょうが、やはり別機関などを有効活用して徹底してもらいたいところです。

    記事では、

    『内部被曝は「ホールボディーカウンター」と呼ばれる検査装置で測定する。普段の放射線量は数百~1000cpm(カウント毎分)だが、男性が告げられた数値は3万cpmを超えていた』

    とあります。単位がcpmなので、馴染みのあるシーベルト(Sv)に換算してもらいたいところ。

    ちょっと調べてみます。
    まず、ホールボディカウンターとはなんぞや?
    http://www.weblio.jp/content/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF

    これを見る限り、アルファ・ベータ線は検出してませんので、対象となる線種はγ線。
    まぁそりゃそーです。β線とかは簡単に遮蔽されるので、体外から出てこれませんし。
    機器によってはできるのもあるかもしれませんが、この際無視します。


    普段検出される放射線量が、数百~1000cpmらしいです
    これがどこ由来なのかを考えれば、体内にあるBqも分かるはずっ

    ホールボディーカウンターの使い方のマニュアル↓
    http://www.remnet.jp/lecture/seminar/H22kisoII02_01.pdf

    人は4000Bqくらいのカリウム40を含んでいます。
    こいつは12億8千万年という、途方もない半減期を持っていて、天然のカリウム分に均等に散らばってます。人体での濃度も常に一定。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A040


    普段検出されてた線源のほとんどはこいつですなっ
    http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09010504/01.gif
    らへんの分布を見てみると、内部被曝のラドン君・および天然ウランも怪しいのですが、
    ウラン・ラドンはα線がメインだし、体内にあまり留まらないので、この際無視します


    と、いうか、



    ・・・・・データがないので・・・・orz


    さて、気を取り直して↑↑でいきます(古っ

    1Bqとは、1秒間に1回、物質が壊変することを示します。
    で、4000Bqということは、4000回放射線が飛び散る計算。

    カリウム40は、89%はベータ崩壊でカルシウムになり、11%がγ線を出してアルゴンになります
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A040
    http://ie.lbl.gov/toi/nuclide.asp?iZA=190040

    なので、

    4000Bqのうち11%=440Bqがγ線を出していた計算になります。


    ホールボデーカウンタで、普段に検出されていたのは数百~1000cpmでした
    cpmはCount Per Minuitなので、一秒間に直すと8~16回、放射線をキャッチし、
    カウントしていたことになります。

    こういう測定器は、元来、全部の放射線をキャッチして測定できるようにはなってません。
    http://rphpwww.jaea.go.jp/senryo/research/nfld-5.htm

    カリウム40から出されるガンマ線は、1460.830kevの結構大きなエネルギーを持っているので、上のグラフから読み取るに、検出効率は0.005くらいでしょうか。
    8/440=0.018・・・・うん、だいたい合ってる。というか、多分ラドンとかウラン達、君達を入れてなくてごめん。。。多分足りないのは彼らの分。


    今回、3万cpmのカウントが出ているので、1秒間になおすと30000/60=500cps

    検出されていたのはセシウム137でしょう、ヨウ素131はほとんどないはず。

    セシウム137のγ線のエネルギーは660keVくらいなので
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0137
    上のグラフから大体見積もると、0.01~0.02の効率で検出されていそうなので、
    500/0.01~0.02=25000~50000Bqのセシウム137、と見積もられます。


    さて、問題は、このセシウム137がいつ入ったかです。

    例えば、ついさっき5万のセシウムが入ったのなら、健康被害は低く見積もられますが、むか~しに入ったセシウムがまだ5万残っているのなら、健康被害は高く見積もらないといけません。

    http://www.remnet.jp/lecture/seminar/H22kisoII02_01.pdf
    の取説には、100万Bqのセシウム137が検出された場合、作業員が1日前に摂取してしまったセシウム137からは、11.2mSvの預託線量(生涯での被曝)があると計算されています。

    5万なら1/20なので、0.56mSvくらいです。これが一日前だった場合。
    取説の表4にあるのですが、1日前と100日前を比べると、大体2~3倍の被曝量の差があります。

    ですので、1~1.5mSvの体内被曝があることが分かります。

    大きな健康被害が予想される値ではありませんが、被曝は被曝。
    作業員の方達の、懸命な復旧作業に頭が下がるばかりです。




    ・・・・けどさ、なんでこういう報道って、cpmとか訳のわかんない単位を出すんだよ・・・orz

    めちゃ計算しないと(かなり本気で)全tっ然分かりませんぜ?
    3万cpmって数字聞くと、怖いだけじゃんか。。。。


    @この計算、QAsh1800先生にご指導いただきましたっ
    ほんとにありがとうございますm(_ _)m

    食品添加物

    ども。4㌔のハムをようやく完食しつつあるnaka-takeです

    長かった・・・・本当に長かった・・・・


    某コミュhttp://mixi.jp/view_community.pl?id=5554608でのQ&Aを残しておこうと思います↓

    ---------------------------------------------------------------------------

    Q.
    食品添加物って、発ガン性があったりしますが、放射性物質と比べてどれくらい危ないのでしょう?

    A.

    結論としては、「両者ともに健康にたいした害はなさそう」

    http://w-21.net/dron/tenkabutu.htm
    あたりで色々とリストが載っていたので、この中でもありそうな「赤色2号」を用いてみます。「アマランス」という別名らしい。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9
    イチゴシロップなんかに1~2万倍で希釈されて入っている模様
    http://www.saneigenffi.co.jp/color/gor2.html

    発がん性について、定量的なデータを出している日本語サイトが見つけられませんでした。アメリカでは発がん性の「疑いがある」とされていますが、日本では「発がん性なし」として判断されています。
    http://potency.berkeley.edu/chempages/FD%20&%20C%20RED%20NO.%202.html
    によると、ラットの実験において、1470mg/kg/日の摂取を行った場合、癌になる確率が50%あると考えられるそうです。(上付き文字mは、少なくとも一つの陽性反応があった事を示す)

    えらくまた大量にラットに飲ませたな、という印象ですが、これをもとに計算↓

    前提として、確率的影響宜しく、添加物の量と発がん性が比例の関係にあったと仮定します。
    70kgの人間が、50%の発がんリスクをえるためには、70x1470mg=103gの赤色2号を摂取する必要があります。イチゴシロップには1~2万倍に希釈されているので、103gx2万=2060kgのイチゴシロップを毎日食べると、発ガンの確率が50%になります

    一方、放射性物質で発がん性を得ようとすると、100mSvで0.05%のリスク上昇と計算されているので、100000mSvを体内に取り込むと、50%の発ガンリスクになります。
    確か50000ベクレル/kgのヨウ素131で汚染されていたのがあったので、それに準じて計算すると、90000kgを食べると、100000mSvの被曝ができ、発ガンの確率が50%になるはずです。
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1692624994&owner_id=454353
    計算の考え方は↑に書いてあります。

    イチゴシロップと、最高レベルに汚染されたほうれん草を比べると、イチゴシロップの圧勝ですね。
    kgあたりで考えると、90000/2000=45倍ほど発ガンのリスクが高い計算になります。
    イチゴシロップは毎日食べた場合で、ほうれん草は1回で良いので、一年を通じて考えると、ほうれん草の方が9倍ほど高くなります。規制値の2000ベクレル/kgのお野菜であれば、一年を通じた場合でも、イチゴシロップの方が3倍くらい危険。まぁ、どんぐりの背比べかと♪

    ちなみに、ハムの保存料に含まれている亜硝酸ナトリウムは、毒性だけを見ると青酸カリと同レベルみたいです。http://tenka99.com/kiken/cat57/cat67/_25.html
    こちらは癌なんてちまちました事をやらずに、即死するレベルなので、上記の考え方を当てはめると、ハムを3kgほど食うと、亜硝酸ナトリウムを0.21g取ってしまうことになるので、死にます
    http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/food_inf/data/additive_back/hasshoku_01.html
    確率で考えると、ハム100gを食べると、1/30の確率で死ぬ計算。やばいですねw

    あ、誤解の無いように言っておきますが、これらは全部「毒物を体が処理できない」という仮定をおいて計算していますし、放射線に関しては、線量率効果(100mSvで0.05%というのは一気に当たった場合です。徐々に当たった場合は10~100倍危険性は減りそう)を無視していますので、実際の危険性は両者ともにもっと少ないです。
    大体イチゴシロップ2トンやほうれん草90トンを食うなんて土台無理ですし、ハムを30回食べても我々ぴんぴんしてますからww

    我々、毒物なんて結構体に取り込んで生きています。体の機能としては、一定のものを受け入れても大丈夫なようにできているから、平気なわけです。放射線にしても、自然からがんがん受けてますし、日常レベルでDNAは壊れまくってます。一定以下なら、気にするだけ無意味かなぁ、と考えております。
    体の放射線への防御機構ついては日記にまとめてありますので、ご参考まで
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1701946379&owner_id=454353
    ---------------------------------------------------------------------------


    これ書いてて思いました。


    「あ、おれ、ハム・・・・3kgは既に食べてる・・・・・w」


    まぁ、ちょっとトラウマレベルの量でしたが、体としてはいたって健康を維持してます♪


    追記
    きょんきちさんの日記が震災後の心のケアを解説していますので、ご紹介したいと思います(こっちが日記の本来の目的だったりw)
    社会心理学のバリバリ本職の方です。
    全ての記事にめちゃ納得しました。日常生活でも当てはまるケースが多く、震災と関係なくても大きな財産になるかと思います。(三羽)の表記のある記事はきょんきちさんの研究仲間の記事紹介です。この方も有名。

    「「頑張れ」「大丈夫?」の持つ危険性(三羽)」
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1703896369&owner_id=446862
    「脅威情報にあえて近づいて、自分で自分を不安にさせてしまう心理」←特におすすめ
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1711454732&owner_id=446862
    「イライラ、ムカムカ、ピリピリ、カリカリにどう対処するか(三羽)」
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1711694182&owner_id=446862
    「過剰な期待をしないことは本当の理解と信頼」
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1719757710&owner_id=446862

    このほか、すごく勉強になる記事だらけでした
    全部を紹介したいくらいですw
    理路整然と「不安」という心理をまっすぐに捉えた解説は、これからもっともっと必要になってくると思います。

    自分の感情を理解するってことは、難しくもあり簡単でもあるかと。
    とても奥深いですね。
    勉強になりましたっ

    追記
    きょんきちさんのまとめページはこちら↓
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1726420173&owner_id=446862
    外部サイト「震災にまつわる心理学的ケア情報」
    http://jishinshinrigaku.blog60.fc2.com/
    も充実です

    陰謀説w

    ビンラディン容疑者の死に「陰謀説」続々、水葬も議論の的
    http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1591562&media_id=52

    ハムが安かったので買ったのですが(100グラム30円くらい)、4kg程あるのでどうやって食おうか思案中のnaka-takeです。


    ・・・・食いきれねぇよ・・・・・orz (かれこれ4日間ハム食い続けてますwww)



    先日、8割の人(インターネット調査なので、アメリカ人とは限りません)が「殺害は妥当だった」と答えちゃう国に住んでますが、まぁこの国の人たちは多人種・多文化なので、「Justice has been done」くらい言っちゃわないと、まとまらない、って事情があります。
    ので、「あほちゃうか?」報復テロあるに決まっているやろ」というのは、あまりに気にしない模様。
    能天気すぎますね、ほんと。
    一方で「またテロに襲われちゃうかも」と心配しちゃうあたりが、この国の方の現状です

    「待て待てまてまてぇえええええいぃいいい!!!!!11」
    と、思いますが、どういう思考回路か、成り立っちゃってます
    未だにアメリカ人の考えることはわかんないです


    アメリカ人はアメリカのことくらいしか考えてません。
    一般人の関心は、他国のことには高くない印象

    ちなみに、職場の周りでは「あれは愚かな行為だよな」とコンセンサスがあるので、ちゃんと考えている人はちゃんと考えています、はい。


    それはまぁさておき、



    こういう陰謀説で思い出すのが、9.11ですね


    WIKIにもあるくらい有名ですw
    映画にもなったな、確か↓
    http://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ同時多発テロ事件陰謀説


    こういう陰謀説って、今回の震災でもネットで散見されました
    「人工地震発生装置で、アメリカから攻撃されたのだ」
    とか
    「地震は純水爆によって引き起こされた」
    とかとかw

    リチャード・コシミズでググればでてきますが、読むに耐えない文で、「直ちに健康に害を及ぼす」レベルです。ご注意をば♪


    こういう話って、結構どこにでもありますね。

    人類は実は月に行っていない↓
    http://moonstation.jp/ja/popular/story03/index.html(これはちゃんとした反証サイトですが)
    とか
    宇宙人は陰謀により公にされていないだけで、実は地球侵略を開始している↓
    http://utyujintoufononazo.seesaa.net/category/7319349-1.html
    とかとか


    いやね、こういう人っているんです。いつの時代にもいますし、僕もそういう穿ったものの見方をするってのは嫌いではないです。

    ですが、今回の震災で、その手の情報を「初めて」目にしてしまった方は、不運としか言いようがありません。まぁ、気にしないのが一番かと。


    陰謀論によくあるパターンは、「証拠が無いのは陰謀だからだ」とか言っちゃうこと


    なので、いくらでも空想を膨らませれるわけです
    それを言っちゃうと、なんでもOKになりますね、はいw
    地底に都市があっても、ラピュタが本当にあっても、OKOK
    基本的に「本気で」陰謀説を唱えている方とは会話が成立しない可能性大、です


    ちなみに9.11陰謀論の反証サイトはすでに充実していて、
    http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A3%B9%A3%B1%A3%B1%B1%A2%CB%C5%CF%C0
    http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/f8e7e7b7c37e2335d1a450d631a2007a
    http://kei.txt-nifty.com/suki/2006/09/911_5b22.html

    などなど多数あるので、もし「実は陰謀だったかも」と思うのであれば、見てみると良いです。
    自分がどういう点で騙されるのか、とかが分かって楽しいかも♪


    上のリンクの一番上のWIKIにあるのですが、
    「陰謀論者と議論を重ねるとわかることだが、経験を積んだ911陰謀論者は、次から次へと疑惑をまくしたてるが、誰が真犯人か?などという核心についての仮説を立てるようなことはせず、自ら検証するという態度も取らない、という論法をよく使う」


    これって、どこかで見た気が・・・・w



    某武田邦彦大先生や、危険の煽り屋さんに良く見られる論法な気がしません?

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    放射線関連の過去日記&雑感

    ・東京の放射線は有馬温泉に換算すると・・・
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690182387&owner_id=454353
    ・1mSvってあぶないのん?
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690846356&owner_id=454353&org_id=1690182387
    ・食品による内部被曝について
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1692624994&owner_id=454353&org_id=1690846356
    ・暫定基準て何なのさ?
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1693901445&owner_id=454353&org_id=1692624994
    ・病は気から
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1695824516&owner_id=454353&org_id=1693901445
    ・水道のヨウ素
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1698122024&owner_id=454353&org_id=1697420376
    ・セシウムが牛肉から(エア汚染)
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1699213381&owner_id=454353
    ・有馬温泉は本当に4万倍なのか?
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1699819143&owner_id=454353
    ・粉塵による内部被曝@都内
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1700782217&owner_id=454353&org_id=1699819143
    ・雨に含まれる放射性物質@都内
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1701423254&owner_id=454353&org_id=1700782217
    ・人体の防御機構が放射線には一番効く♪
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1701946379&owner_id=454353
    ・福島からの方を差別する方々へのメッセージ
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1707190251&owner_id=454353&org_id=1706096729
    ・ロシア流の放射線対処法
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1711092210&owner_id=454353&org_id=1709051648
    ・規制を逃れて流出しちゃった野菜などが「毒」?
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1713056303&owner_id=454353&org_id=1711092210
    ・川崎のごみ焼却騒動
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1713653333&owner_id=454353&org_id=1713056303
    ・オーソリティの情報の危険性(20mSvってあぶないの?)
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1714591277&owner_id=454353&org_id=1713653333

    放射線の危険性を冷静に考えて、安心したい人にお勧めのコミュ
    ・福島第一第二原発を冷静に考える
    http://mixi.jp/view_community.pl?id=5554608
    (巨大コミュは正直お勧めできません)



    以下、お勧めのMixi記事

    まずはQAsh1800さんの記事
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1692391231&owner_id=8757341
    プロの放射線の分析家。めちゃくちゃ分かりやすく、内容も僕の記事の30倍くらい濃い♪
    僕の記事を読めた方なら、きっとすんなり読めるはず


    ロッカーさんの記事
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690814947&owner_id=3608343
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1696851628&owner_id=3608343
    リンクフリーとのことだったので♪この方は原子核理論を専門に学んだ方。記事もわかりやすく、理論的で読みやすいです。QAsh1800さんと専門分野がちょこっとずれているので、お二方の記事をあわて読めばほぼ完璧かと


    すずさんの記事
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1692612523&owner_id=2855068&comment_count=106
    放射線技師の方で、リンクフリーとの事。内容も分かりやすく書かれていて、放射線が体に与える影響(特に不妊になるかどうか等)に対して、細かに考察されています。

    エ━ス新米パパ先生さんの記事
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1692448902&owner_id=3111268&org_id=1691855792
    Q&A方式で、気になるところが解説されています。

    MAGUMIさんの記事
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1709401544&owner_id=11255670
    この記事だけじゃなくって、他の記事もすごく詳しく考察されています

    他にも紹介したい方が沢山いますが、まずはここまで


    おすすめ公的情報源

    産業医科大学・医学部放射線衛生学講座
    http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/hosyaeis/
    「一般向け緊急被曝ガイド」
    http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/hosyaeis/hibakuguide.pdf

    東大病院放射線治療チーム
    Team_Nakagawa
    http://twitter.com/#!/team_nakagawa

    国立がん研究センター
    http://www.ncc.go.jp/jp/
    「わかりやすい放射線とがんのリスク」
    http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/cancer_risk.pdf

    独立行政法人 放射線医学総合研究所
    http://www.nirs.go.jp/index.shtml

    その他膨大なリンクが上の「福島第一第二原発を冷静に考える」コミュの質問トピ・リンク集などにあります。知りたい情報もきっとあるはず(気合入れて全部読むにはすげーボリュームですがw)http://mixi.jp/view_community.pl?id=5554608

    怖がることを正当化できる

    内閣官房参与が「抗議」の辞任
    http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1587587&media_id=2

    この記事を読んだ人のなかで、「この人は御用学者じゃない、真実を語る人だ!」「良く言ってくれた!!危ないものは危ない!!!」という声が大半を占めるのですが、


    ちょっと待って。。。



    この人ってモロ御用学者なんじゃね?
    http://d.hatena.ne.jp/samakita/20110321/1300697799

    原爆症の原告と「対立」して、放射線量を評価するシステム、DS86とDS02については妥当性を主張していた方。しかも受け答えが↓あいまいすぎ
    http://www.geocities.jp/kyo_genbakusosyo/boutyou_nisshi050223.html
    前回の原爆症の訴訟とかの問題で、「二度とああいう裁判には出たくない」と考えたのかもしれません。


    過去の彼の発言を翻してみても、保身という単語がちらつきますが、今回の発言にも、政治的な判断が見え隠れしてます
    記事中にも
    ----------------------------------------------------------------------------------
    民主党の空本誠喜衆院議員が同席、「同僚議員に20ミリシーベルトは間違いと伝えて輪を広げ、正しい方向に持っていきたい」と語った。空本氏は小沢一郎元代表のグループに所属する一方、大震災発生後は小佐古氏と協力して原発対応の提言を首相官邸に行ってきた。
    ----------------------------------------------------------------------------------
    とあるように、次の日に躍起になってアホ管が反論したことからも、単なる政治ショーな気がしてなりません。汚沢・・・糸引いてそうですね


    そもそも、この小佐古教授、専門が被曝予測のシミュレーション分野であって、放射線と人体の影響は専門ではないのに、人体の影響に関して「個人のヒューマニズム上、反対」と言っちゃうのは、官と連携して仕事をした科学者とは思えない無責任な発言。もうちょっとサイエンティフィックに「20mSvはこういう理由でダメだ」と言ってもらいたかった。まぁこの人にとっては畑違いなので、そこまで突っ込んだ解釈は逆にいえないのでしょう。そういうところは科学者っぽくて好感が持てます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E4%BD%90%E5%8F%A4%E6%95%8F%E8%8D%98
    辞表全文↓
    http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20110430/1304113493


    某武田大先生といい、なぜに「原子力の専門家」が1mSvを危険だと吹聴して回るのかが理解に苦しみます。この小佐古先生も、なぜだか1mSvを上限にしてるみたい
    http://spysee.jp/%E5%B0%8F%E4%BD%90%E5%8F%A4%E6%95%8F%E8%8D%98/1730319/


    大体、1mSvが危険であれば、自然からの放射線被曝量が、日本(1.4mSv/y)より1mSv高い他の世界中の人々は「外で遊んじゃいけない」になってしまうわけで。。。



    いや、気持ちは分かるんです。

    放射線は見えないし、あたると細胞が知らない間に壊れてる。
    10~20年後に癌になるかもしれない、怖い。

    そう考える人が大半で、今の政府には信頼が全く置けないから(これは僕も全く同意見w)、
    「そんな政府の言うことなんて、信じられん!」
    「その政府から勇気を持って抜け出してきた、小佐古教授、あなたは偉い!」

    まぁ、ね・・・・




    でも



    「原子力の専門家が反対しているんだ!やっぱ20mSvなんて危ないに決まってる」
    と考えるのは如何なものかと。


    人間、自分の考えていることが、思い通りに起こると、快感が得られれるようにできています。
    車の運転が楽しい、ゲームが楽しい、映画のハッピーエンドが多いのも、やはりこれ。
    権力を求めるのも、経済力を持ちたいのも、やはり「頭の中のことを現実に起こすことのできる力」だからでしょう。


    今、「放射線はなんとなく怖い」と考える人がいたとします。
    そこに、「実は放射線は怖かったのです」という情報が与えられたとします。しかも学術的な権威つき。まずその人は「やっぱり」と、自分の考えを肯定するでしょう。
    言わば、不明確な根拠のまま、自分の恐怖を肯定することになります。


    「東北の野菜がなんとなく嫌だ」と考えている人がいたとします
    そこに「自粛期間中に流通していた野菜があった」というニュースが届いたとき、「やっぱり僕は東北の野菜は買いません」と、自分の考えを肯定するでしょう。大義名分ができるのですから。



    今回の地震や原発事故の関係で、あまりにこの手のワンパターンな誤解(妄信)が、はびこっていますね。


    本来、この手のパニックは、最高権威である国家行政が、しっかりと音頭をとって、沈静化すべきところでしょうが、残念ながらご存知のとおり、今の政権には信頼がありません。


    今のところ、一番信頼できるのが、プロの専門家集団です。
    原子力が専門の畑違いな人なんかではなく、放射性物質と人体の健康について、専門的に研究している方たちの情報が、一番確度が高いと思います。
    代表的なのは、
    放医研(http://www.nirs.go.jp/index.shtml)や
    東大病院放射線治療チーム(http://twitter.com/#!/team_nakagawa)とかでしょう。他にもありますが、彼らに勝る情報は中々ありません。
    分かりやすさでいうと、産業医科大学(一般向け緊急被曝ガイド )http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/hosyaeis/hibakuguide.pdfがかなりお勧めです。
    僕の日記の内容+α。つーか僕の日記要らないレベルw
    気になることの殆んどが書かれてあると思います。


    教養学部卒で、ウラン濃縮を専門にしていた某武田邦彦教授?
    ただのコメディアンですよw


    確度の高い情報源は、一貫して「今の値は健康に影響が無い」と発信し続けています。
    僕も分子生物学を専門にしておる研究者ですし、TeamNakagawaなどの情報をチェックしていますが、今のところ問題がある値だとは考えられません。2本鎖DNAの切断についてはチョットうるさいので、発ガン率や老化、細胞の分化状態などから、いくつか論文を読みましたが、問題は見つかりませんでした。


    今回の20mSvという数字は、一度に100mSvを浴びた場合でも、健康被害は認められない(発生過程の胎児を含む)のであるし、5年もあれば人間の体は殆んど全てが代謝されるので、一年平均で20mSvでは、まず健康被害は起こらないだろう、という数字だと考えられます。例えそれが子供であっても、影響は出ません。
    イランのランサールなどの、自然に10~260mS/yの放射線を受けている高放射線地域でも、奇形・発生異常が有意に上がった、という報告は無いからです。
    http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-2.html

    今回の事故で、人工的に生成された放射性物質は、主にヨウ素131とセシウム137です。
    ヨウ素131に関しては、すでに念入りな対策(初動としては遅いと思いましたが)がとられ、半減期も短いので、1ヶ月以上がたった今、影響は少なくなったと考えられます。
    セシウム137については、今後の値を注意して観測し続ける必要がありますが、今のところ目だった値は出ていません。食品も検査されていますし、日に日に値は小さくなっています。
    http://atmc.jp/food/?d=30&s=i131&a=12&q=407cf

    チェルノブイリの事故では、セシウム137で起きると想定される筋肉の癌は、増えませんでした。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1158854266
    今回の10倍の規模の事故で、情報統制がされていたソビエトでさえ、この程度の被害でした。


    繰り返しますが、発ガンのリスクは100mSv以下ではありえません。
    喫煙や他の環境要因の方がよっぽど高いです。野菜不足や飲酒をシーベルトに換算すると200~2000mSv相当です。ストレスをためて暴飲暴食?絶対そっちの方が危ないですよ。
    http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/cancer_risk.pdf
    (↑甲状腺がんは50mSv~と書かれていますが、これは甲状腺に50mSvがあたった場合です。
    ガイガーカウンタなどで示されるシーベルトは、1kgあたりの被曝量を示すので、甲状腺(15~20g)に当たる被曝量は、全身に100mSv当たっている状態だと、100mSv*20/1000=2mSvです)


    けれども、念には念を入れて、これは大丈夫といって良いでしょう、という値をかなり厳密に決めてやっているのが、今回の20mSv/yなわけです。



    人体に影響が無いので、50mSv/yまで、僕なんかは仕事で使って良いんです。
    法律として定められているくらい、影響がありません。


    僕も娘がいますから、子供に対して敏感になります。
    「子供に放射線を取り扱う仕事を無理強いさせるんか?」などと聞かれたら、
    「うーん、なんとなく気持ち悪い」と答えます
    でも、
    「子供には1mSvでも与えたくないでしょう?」と聞かれれば
    「いや、それは土台無理な話だから、気にしません」
    と答えます。
    親が子供を思うのは当たり前ですし、子供には少しでも危険を減らしてもらいたい、と願います。
    僕だって、健康には大して影響が無いのは重々承知ですが、そう思いますから。
    そういう意味では、小佐古教授の行動は「人道的」とはいえるかもしれません。


    例えば、新幹線に乗ったとします。
    子供連れであれば、まぁ間違いなく禁煙車に乗るでしょう。
    でも、席が無くて喫煙車しかなかったら?
    選択は、時と場合によるかと思います。


    「なんで乗せられんといかんねん!!??」怒りはもっともです。


    でも、乗ったからといって、健康に影響が出るでしょうか?


    「乗せたくない」という親心は当たり前です。
    しかし、こういう非常事態だからこそ、冷静にリスクを見極める必要があるのではないでしょうか?



    もし、行政が土埃などのモニタリングをちゃんと行い、情報を開示するという前提であれば、
    今回の規制の引き上げにも、まだ反対意見が少なかったと思います。
    暫定基準値などの説明がもっとあれば、違っていたかもしれません。
    例え実際に影響が無くっても、「後で校庭の土をいついつまでに入れ替えますので、この期間だけは、この基準でいきます」などの対応であれば、もっと受け入れられていたのでは?


    今の状況では、国民に何も理解をしてもらう努力が無いまま、そのまま突っ走っている状態です。


    被災地の近くにお住まいの皆さんのストレスは、並々ならないものでしょう。
    心中お察し申し上げますが、行政が出している数字自体は、ちゃんとした論拠のあるデータから、導き出された数字なので、過度な心配をする必要はありません。
    むしろ、精神的なストレスは、本当に健康によくありませんので、あまり気に病まないことが大事だと考えます。
    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/501225/
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1711092210&owner_id=454353


    小佐古教授も、政府の後手後手の対応に辟易して、「こりゃやってられんわ」と匙を投げただけかと。辞表をよく読んでみると、
    http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20110430/1304113493
    「数カ月間は最大、年間10mSvの使用も不可能ではないが、通常は避けるべきと考えます」
    などとも書かれていますし、小佐古教授が言わんとしていた事は、「現政権の政策があまりに場当たりだ」と講義する文であって、20mSvが危険である、という主張ではありません。
    国際機関のIAEAの勧告にちゃんとしたがって、きちんとやりましょうよ、ということが言いたかったのでしょう。



    長くなりすぎているので、ここらで切りますが、まぁ何が言いたいかっていうと、
    今回の小佐古教授の行動は、
    ・一個人としては、人道的であったかもしれない
    ・科学者・政治に携わるものとしては、プロとしての説明責任が全くなされていない
    ・結果として政治不信を募らせるだけになった
    で、あまり良いところがありません。


    個人的に一番良くないと思うことは、この記事自体が放射線に対して恐怖心を持つ人に読まれたとき、その人がいわれの無い恐怖を無条件に肯定してしまう危険性です。
    恐怖は肯定しやすいです。学術的(実際は畑違いですが)な肩書きがあればなおさら信じやすいでしょう。まぁ無理に「大丈夫だ」と言い聞かすのもストレスですから、時には慌ててもいいと思います。


    でも、落ち着いたらよく考えてみてください。
    健康被害と放射線量に関して、納得のできる説明がなされていたでしょうか?

    今回のこの騒動で、良かった点はあるのでしょうか?
    僕には、この教授自身と現政権の反対勢力にしか、「良い点」は無かったと思います。
    国民に良い影響を与える、というのが政府の役目では?
    税金はそういうことに使ってもらいたい。


    政府は、ちゃんとした説明を国民にすべきだと考えます。



    相変わらず・・・長っ・・・・orz
    プロフィール

    NakatakeYuhki

    Author:NakatakeYuhki
    東京に在住している研究者です。
    専門:分子生物学、幹細胞生物学、発生生物学、DNA修復、転写制御機構。生物全般に興味があります。

    反似非科学。懐疑論的な考え方をします。

    薬学畑。出身は関西。

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